ちゃとまに帝國 制作・著作 KSK-PROJECT

70年代B級アイドル名鑑②

―伝説の70'カルト・アイドル完全データ―
厳選したヤングアイドルヒット500選!



1975(S50)〜1979(S54)年

印はTOP50ヒットあり
1975(S50)年
No. 発売日 アーティスト タイトル
(TOP100
初登場曲)


売上
枚数
(万)
作家陣 コメント
276 1975/01/20 片平なぎさ 純愛 33 7.7 作詞:山上路夫
作曲・編曲:三木たかし
73年『スタ誕』第9回決戦大会に合格、本作でデビューした東京生まれ、品川区立荏原第二中学の3年生。キャッチフレーズは"花のフィフティーン・なぎさの純愛"。事務所は同期の中麻里子(全日本歌謡選手権出身)もいたホリプロ。女優転向後は『新婚さんいらっしゃい』の司会やサスペンス劇場の主演で「2時間ドラマの女王」との呼び声も。後輩の堀ちえみ主演ドラマ『スチュワーデス物語』で風間杜夫をイジめる役もハマリ役!
277 1975/02/05 真木悠子
(真木ゆうこ)
めぐりあい 59 3.6 作詞:万里村ゆき子
作曲・編曲:坂田晃一
高校卒業後、親類がいたオールスタッフプロに所属しコマソンを2年間歌っていたが、73年4月のナショナル自転車のCMソング「小さな旅」がレコード化され20才でフィリップスからデビュー。同年9月「落葉のおとずれ」で本格デビュー。ハーフっぽいが福島・郡山出身の純日本人。特技は料理。キャッチフレーズは"あこがれ行きの瞳をもった女の子"。よみうりTVドラマ『北都物語』主題歌。
278 1975/02/10 小沢深雪 さすらいの唄/夜空の慕情 24 11.1 作詞:片桐和子
作曲:平尾昌晃
編曲:竜崎孝路
平尾昌晃歌謡教室第1号タレント。その第一期生8名のオーディションで平尾に選ばれた東京・麹町学園高校の1年生。3人姉妹の末っコ。特技はギターと水泳。平尾とは不倫騒動のすえ78年デキ婚したが離婚。姉は74年古賀プロから「新妻鏡」でデビューした小沢亜矢子。三男は遺産バトルで後妻ともめた元歌手の平尾勇気。このデビュー曲はTBS系"必殺シリーズ"の主題歌。
279 1975/02/21 JOHNNYS' ジュニアスペシャル ベルサイユのばら 12 8.0 作詞:山口洋子
作曲:鈴木邦彦
編曲:馬飼野康二
兄貴分フォーリーブスのバックから本作でデビューしたジャニーズトリオ。略してJJS。マーちゃん(林正明、川崎出身)、チャーリー(畠山昌久、立川出身)は故人、トシちゃん(板野俊雄、徳山出身)はジャパニーズを結成し田原俊彦のバックで活躍。78年女性2人を加えてVIP(ビップ)というグループで再デビューし、アニソンなどを唄っていた。
280 1975/02/25 ベル 電話 64 3.7 作詞・作曲:小泉正美(小泉まさみ)
編曲:福井峻(EP表記ナシ)
74年エレックから「コーヒー一杯の幸福」でデビューしたポプコン出身のアイドルフォークグループ。北海道の三笠高校を卒業後、72年春に上京しアマチュア活動をしていたリーダーの広川ナオ(ナオ)、杉山智一(トム)、大川寛史(ヒロ)、福沢孝(タカ)の4人組。キャッチフレーズは"グリーンポップ"。同期の石井まゆみもいたヤマハ所属。プロデューサーは「ハロー・グッバイ」の小泉まさみ(庄野真代の元亭主)
281 1975/02/25 倉田保昭 こぼれ花 69 2.1 作詞:千家和也
作曲:遠藤実
編曲:斉藤恒夫
和製ブルース・リーと呼ばれたアクション俳優。茨城県生まれ。空手四段、柔道三段、合気道二段の腕を買われ、71年から香港映画の人気スターに。日本では『Gメン'75』のレギュラーでおなじみ。日大芸術学部出身でパパは空手の先生。74年主演ドラマ『闘え!ドラゴン』主題歌でプレデビューし、このムード演歌で本格的に歌手デビュー。売れる前のブルース・リーに頼まれヌンチャクを貸したら彼の方が有名に…。
282 1975/02/25 小川真代
(おがわまさよ)
それでも私は 93 0.2 作詞:阿久悠
作曲:森田公一
編曲:竜崎孝路
74年私立瑞穂女子高を卒業して歌の勉強のため上京、審査員の都倉俊一に会いたくて出場したNTV系「スタ誕」第10回グランドチャンピオン大会でスカウトされ、キャニオンから本作でデビューした愛知県豊田市生まれの19才。キャッチフレーズは"失うかもしれない…19歳の哀愁"。秀蘭、山本百合子(現声優)もいた六本木オフィス所属。趣味はマンガ、簿記、英会話に競馬予想。もともと競艇の選手になるつもりだった。
283 1975/03/01 野川明美 朝の海 55 2.9 作詞・作曲:遠藤実
編曲:斉藤恒夫
72年上京、翌年秋フジ系『家族対抗歌合戦』に出場してサンミュージックにスカウト、CBSソニーから本作でデビューした都はるみの妹。京都・上京区生まれの18才。本名・北村明美。明大中野付属高校の3年生で麻丘めぐみと同級生。ニックネームはチビ。趣味は犬の世話。76年CBS系のエイプリル・ミュージック(現ソニー・ミュージック)に移籍したがヒットに恵まれず引退。
284 1975/03/05 尾崎れい子 はぐれ鳥は歌う 80 1.9 作詞:川内康範
作曲:北原じゅん
編曲:馬場良(佐伯亮)
幼いころ両親が蒸発、10才のとき施設に入り、中学卒業と同時に歌手をめざして72年大阪・新花月の舞台に立ち、浪曲、歌謡曲、日舞、太鼓の乱れ打ちの異色芸で人気に。この水前寺清子フレーバーなド演歌で東芝からデビューした大分県大野郡出身の20才。本名・島田礼子。キャッチフレーズは帰ってきた演歌鳥!事務所はユニゾン音楽出版→島田興業。
285 1975/03/10 マッハ文朱 花を咲かそう 46 5.0 作詞:千家和也
作曲:平尾昌晃
編曲:京建輔
この年世界チャンピオンに輝いた女子プロ初のアイドル。熊本県天草生まれの16才。本名・渡辺文朱。もともと歌手志望で『スタ誕』で山口百恵に敗れ、身長180センチの巨体を生かして74年全日本女子プロレス入り。76年タレント転向後はロープロに移籍して司会、レポーター、クイズ番組など多方面で活躍。リングネームはムスタングスのマッハ(アメリカ車)から。キャッチフレーズは"女子プロレスのスターの華麗なる進出"
286 1975/03/10 松平純子 両国橋 71 2.4 作詞:喜多条忠(喜多條忠)
作曲:吉田拓郎
編曲:村岡健
72年東映が"ポスト藤純子"として売り出し、74年「女はぐれ鳥」で春日八郎の事務所(春日プロ)から歌手デビューした船村徹の弟子。のちOMOに移籍し、78年青年医師と結婚引退。ホットパンツにブーツ姿で唄っていたフォーク歌謡。81年由紀さおりもカバー。両国橋は隅田川にかかる実在の橋。村岡健のファンキーなアレンジが冴える!!
287 1975/03/10 岩下志麻 18才の彼 85 1.0 作詞:岩谷時子
作曲:P.AURIAT
編曲:若松正司
高校生のときNHKドラマ『バス通り裏』を見学に行ってスカウトされ、十朱幸代の友人役でデビューした俳優・野々村潔の娘。映画『極道の妻たち』や象印夫人シリーズのCMもおなじみ。ダンナは映画監督・篠田正浩。本作はフランスでダリダが歌って評判になり、のちに金子由香利もカバーした新宿二丁目界隈で有名な曲。
288 1975/03/21 豊川 誕
(とよかわじょう)
汚れなき悪戯 28 9.8 作詞:安井かずみ
作曲:筒美京平
編曲:森岡賢一郎
74年鉄道学校を中退し、大阪のゲイバーでバイトしているときスカウトされ、翌年CBSソニーから本作でデビューした兵庫県姫路市出身の16才。本名・本田孝。芸名は事務所近くの豊川稲荷と同じ孤児院育ちの「あしたのジョー」から。2nd「星めぐり」(22位)が最大のヒット。歌はウマかったがジャニーズなのに演歌っぽくてあまりパッとしなかった。77年10月事務所を退所、81年再デビューしたが、のちにいろんな事件を起こしてお騒がせ…
289 1975/03/25 黒木真由美 好奇心 50 3.3 作詞:阿久悠
作曲・編曲:都倉俊一
74年8月『スタ誕』決戦大会で審査員特別賞を受賞し、インディアン・ルックで唄っていた福岡市出身の15才。東京・自由学園高校の1年生。チャームポイントは小麦色の肌とお下げ髪。事務所は小沢音楽事務所傘下のアルト企画。77年同じスタ誕出身の石江理世、目黒ひとみと"ギャル"を結成し「薔薇とピストル」(53位)で再デビューしたがヒットに恵まれず引退。巨人の林投手は元亭主。娘は「セーラームーン」の黒木マリナ。
290 1975/04/01 小川順子 夜の訪問者 44 11.1 作詞:石坂まさを
作曲:城賀イサム
編曲:伊藤雪彦
"海鳴り演歌"のキャッチフレーズで本作でデビュー、レコ大新人賞に輝いた広島・呉市出身の演歌アイドル。エクボがチャームポイント。中学時代は体操のオリンピック選手を目ざしていたが歌の道へ。同郷の城みちるは長良事務所の1年先輩。浅田美代子や麻丘めぐみと仲がいい。78年難病の母の介護のため引退し、翌年青年医師と結婚。元西武の東尾修(東尾理子パパ)と不倫騒動も…。
291 1975/04/25 有砂しのぶ 港のホテル 50 5.2 作詞:千家和也
作曲:鈴木淳
編曲:竜崎孝路
宝塚出身。男役をやりたかったがハスキーボイスで断念、75年3月NTV系『全日本歌謡選手権』第37代チャンピオンになり本作でデビューした大阪生まれの22才。本名・松重桑美子。キャニオン系ディノスレコード第1号歌手。キャッチフレーズは"おんな/22歳…濡れてる演歌"。事務所はピンク・レディー、島津ゆたか、三浜鉄平、藤川みゆきもいたアクト・ワン(T&C)。唄は青江三奈と八代亜紀をミックスした感じ。80年黒木憲とのデュエット「粋な夜」を出して引退。
292 1975/05/01 ブレッド&バター ともしび 59 3.9 作詞:山上路夫
作曲・編曲:大野雄二
69年「傷だらけの軽井沢」でナベプロからデビューした兄弟フォークデュオ。通称ブレバタ。湘南出身でアイビールックがトレードマーク。70年「愛すべきボクたち」は73年ビリー・バンバンのカバーでヒット。73年ナベプロを辞め、78年レ・ミストラル名義で出した「青い地平線」(32位)が最大ヒットに。パパは映画監督の岩沢庸徳。兄・岩沢幸矢の奥様は「イエロー・マジック・カーニバル」のマナ。「ルパン三世」や「愛のバラード」の大野雄二が手がけたNTV系ドラマ『おふくろさん』主題歌。
293 1975/05/25 笑福亭鶴光 うぐいすだにミュージックホール 14 21.1 作詞・作曲:山本正之
編曲:中村弘明
深夜放送「オールナイトニッポン」のDJで中高生に絶大な支持を得た松竹芸能の若手落語家。本名・小林幸男。ストリップ・ショーをネタにしたこの作品は即放送禁止に…。作者は76年「さよならラ・ラ・ラ」で歌手デビューした「ヤッターマン」の山本正之。「替え唄メドレー」の嘉門達夫はもと弟子。本作で第8回全日本有線放送大賞新人賞に。
294 1975/05/25 岡田奈々 ひとりごと 38 7.3 作詞:松本隆
作曲・編曲:都倉俊一
NET系「決定版!あなたをスターに!」で約1万2千人の応募の中から選ばれ、グリコのCMやドラマ『俺たちの旅』のオメダ(田中健)の妹役で人気者になった美少女アイドル。ボンド企画所属。キャッチフレーズは"花の微笑の奈々ちゃん"。酒井和歌子のような品のある女優が目標。岐阜市鏡島生まれで実家は養蜂業。書道初段の腕前。76年「青春の坂道」(23位)が最大ヒット。翌年熱狂的ファンによる監禁事件も…。2019年に33年ぶりの新曲を発売。
295 1975/05/25 山本 明 君を奪いたい 67 2.8 作詞:橋本淳
作曲・編曲:都倉俊一
74年月刊平凡、ビクター、サンミュージック共催の「(桜田)淳子ちゃんといっしょに歌う新人歌手大募集!!」の企画で優勝し、本作でデビューした大阪・八尾市出身の16才。草川祐馬、加納竜と"新々御三家"と呼ばれた大阪学院大学付属高校の2年生。本名・出口日登司(ひとし)。当初はB面の桜田淳子とのデュエット「春の恋人たち」でデビューする予定が、淳子ファンから脅迫まがいの手紙や電話が事務所に殺到しソロでデビューすることに。
296 1975/05/25 尾崎将司 君は今 79 1.1 作詞:片桐和子
作曲:平尾昌晃
編曲:竜崎孝路
プロゴルファー"ジャンボ尾崎"のデビュー曲。元西鉄のプロ野球選手。73年ホテルの感謝パーティーで布施明と『霧の摩周湖』をデュエットしたのを聴いた平尾昌晃がその歌声に惚れ込み、平尾のプロデュースで歌謡界にデビューした徳島県出身の28才。歌える曲は100曲以上という大の歌謡曲好き。弟は坂口良子の亭主。
297 1975/06/01 小野寺 昭 白いページ/風よ 18 10.0 作詞:山川啓介
作曲:大野克夫
編曲:青木望
『太陽にほえろ!』のデンカでおなじみの役者さん。本作はそのドラマ挿入歌。北海道帯広市出身。事務所は水沢有美もいた柊企画(柊音楽出版)。69年TBSドラマ『パンとあこがれ』でデビューし、TBS系『毎度おさわがせします』の木村一八のパパ役でもおなじみ。デビュー前はNHK『チロリン村とくるみの木』の人形操作をやってた。
298 1975/06/05 ザ・リリーズ 水色のときめき 75 2.0 作詞:松本隆
作曲:森田公一
編曲:萩田光雄
73年2月NET系『あなたならOK!』の札幌オーディションでスカウトされた双子の姉妹デュオ。北海道夕張の電気店の娘。キャッチフレーズは"北国からやって来た双子の少女、14歳の妖精"。2枚目「好きよキャプテン」(39位)がロングヒットしたが、ナベプロの先輩キャンディーズのブレイクでワリを食ったような…。85年本名の燕奈緒美・真由美で再デビュー。とんねるずの「雨の西麻布」でもおなじみ。妹の真由美は2023年脳腫瘍で逝去。
299 1975/06/21 草川祐馬 若者時代 41 5.4 作詞:安井かずみ
作曲・編曲:馬飼野康二
TV番組で西城秀樹のモノまねをしてスカウトされ本作でデビュー。加納竜、山本明と新々御三家のひとり。キャッチフレーズは燃える挑戦者。事務所は北原ミレイ、浅野ゆう子、折原真紀、清水京子、鈴木隆夫(都志見隆)、究トモ子(大川友子)もいた研音。本名・小宮一彦。芸名は「月刊平凡」で公募したもの。のち役者に転向し、ドラマ『青春ド真中!』『ゆうひが丘の総理大臣』のニヒルな不良役で人気に。79年肺結核で引退宣言したが数年で復帰。
300 1975/06/25 ルイ&マーク 荒野の少年 87 0.5 作詞:山川啓介
作曲:中村泰士
編曲:馬飼野康二
フィリピンからやってきた17才の双子の兄弟デュオ。本名ルイ・リゾン、マウイ・リゾン。14人兄弟の下から2番目と3番目でマークがお兄さん。74年銀座のクラブで歌っているとき中村泰士にスカウトされ、キングから本作でデビュー。事務所は西城秀樹の芸映。乗馬と水泳が得意。本国では10才でTVレギュラーをもっていた実力派。
301 1975/07/10 赤ずきん あんたとあたい 43 5.4 作詞:田代由紀子
作曲:小松直美
編曲:船山基紀
75年中島みゆき、八神純子、渡辺真知子も出場した『第9回ポプコン』に入賞した本作でキャニオンのアードバークレーベルからデビューした小松直美(広島生まれの18才)、田代由紀子(熊本生まれの18才)の女性デュオ。熊本中央女子高校の同級生。小松はパパの仕事の関係で広島県福山市に引っ越し、岡山女子短大に通う1年生。熊本にいる田代とは毎週必ず会うか電話する仲。二人とも大のパチンコ好き。
302 1975/07/25 亜木美子(あぎよしこ) 夏はゆく 67 2.8 作詞:柿沢望、杉山政美
作曲・編曲:三木たかし
NTV系『歌まね合戦・スターに挑戦』でグランドチャンピオンになり、75年テイチクから「雨あがりの太陽」でデビューし、この2ndが初ヒットした神奈川県藤沢出身の15才。本名・和田貞子。明大附属中野高校の1年生。キャッチフレーズは「緑を呼ぶ さわやかちゃん」。好きな歌手は森昌子。千昌夫、ぴんから兄弟、「天才バカボン」のアイドル・フォーもいた第一プロ所属。
303 1975/07/25 リトル・ギャング アイ・ラブ・ユー 71 1.3 作詞:たかたかし
作曲・編曲:馬飼野康二
ジャニーズJr.のヒデキ(松原秀樹13才)とヤッチン(曽我泰久12才)のチビッ子デュオ。3人組のリトル・リーブスから改名し、RCAビクターより本作でデビューした"フィンガー5"フォロワー。NHK『レッツゴーヤング』、NTV系『カックラキン大放送』のレギュラーも務めたが76年解散。ヒデキはよみうりTV『パクパクコンテスト』出身で現在はスタジオミュージシャン。ヤッチンは野村義男らと83年THE GOOD-BYEで再デビュー。
304 1975/08/01 井上純一 恋人ならば 67 1.5 作詞:有馬三恵子
作曲:鈴木邦彦
編曲:高田弘
ドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』『池中玄太80キロ』などジャニーズでは珍しい俳優メインの活動。山の手育ちのオボっちゃま。早稲田大学高等学院の2年生。キャッチフレーズは"クリーン・エイジの白い恋人"。アンパンマンの戸田恵子(元アイドルあゆ朱美)は元嫁。ドラマ共演した藤谷美和子とウワサも。郷ひろみ独立騒動で、この年ジャニーズからJJS、豊川誕、殿ゆたか、リトル・ギャングらが大量デビュー。
305 1975/08/01 塩見大治郎 それ行けカープ(若き鯉たち) 68 1.0 作詞:有馬三恵子
作曲・編曲:宮崎尚志
同志社大時代に杉田二郎らと初代ジローズを結成し68年デビュー。70年NHKヤング101の一期生となり、72年9月「愛のゆくえを知らない」でCBSソニーからソロデビュー。この広島カープの球団歌が一発ヒットした京都生まれの28才。実家は京都の料理屋。上京後は親友の加藤和彦宅に居候していた。キャッチフレーズは"日本のグレン・キャンベルをめざすダイナミック大ちゃん"。プロダクション宮崎所属。
306 1975/08/01 青木美冴
(あおきみさえ)
うれしい体験 83 0.5 作詞:山口洋子
作曲:井上忠夫
編曲:竜崎孝路
小学校低学年からTVのチビッコのど自慢でならし、75年TBS系『ぎんざNOW!』の「スターへのパスポート」で初代チャンピオンに選ばれ、本作でナベプロからデビューした東京・小平市立第四中の3年生。本名・鈴木美冴。キャッチフレーズは"洗いざらしの15才"。好きな歌手は弘田三枝子。歌唱力抜群だったワリにあまりパッとせず、81年アニソン歌手で再デビュー。キャンディーズの「夏が来た!」は彼女が唄う予定だった曲。
307 1975/08/10 間 寛平 ひらけ!チューリップ 25 13.0 作詞・作曲:山本正之
編曲:武市正久
高校卒業後に高知県から上京、トレードマークの"カッパ頭"で本作が大ヒットした吉本のお笑いタレント。日活ロマンポルノで映画化され本人も出演したデビュー曲。本名・間重美。78年飲酒運転で捕まり、翌年月亭可朝らと暴力団ガラミの野球賭博や追突事故など不祥事も多かったが、89年東京に進出して「かい〜の」で全国区に。
308 1975/08/25 白鳥 哲
(しらとりてつ)
ひとりだち 61 1.6 作詞:松本隆
作曲:吉田拓郎
編曲:あかのたちお
国電お茶の水駅でTBS系ドラマ『寺内貫太郎一家2』のプロデューサーにスカウトされ、劇中でギター片手に唄った本作でディノスレコードから歌手デビュー。東京生まれの14才。本名・吉井聡。区立淀橋中の3年生。ギターが趣味。このドラマで共演した西城秀樹の芸映所属。相本久美子を有名にしたTBS系『花吹雪はしご一家』にも出ていたがシングル3枚出して引退。
309 1975/08/25 チャダ 面影の女(ひと) 66 2.2 作詞:山口洋子
作曲:猪俣公章
編曲:舩木謙一(船木謙一)
NTV系『うわさのチャンネル』の"ヘンなインド人"でおなじみの演歌歌手。16才のとき九州電力農業試験場にミカン栽培を学びに留学生として来日、九州のTV局のノド自慢番組で演歌を歌って優勝し、この曲でデビューした23才。本名スラブジット・シング・チャダ。キャッチフレーズは"インドより演歌の星をめざして"。せんだみつおや黒沢久雄、児島美ゆき、ペニー・レインもいた大橋巨泉事務所所属。この年12月故郷のニューデリーで17才のラビちゃんと結婚、その後実業家に転身して大金持ちに。
310 1975/09/21 葡萄畑 恐怖のこまわり君 74 1.0 作詞:山上たつひこ
作曲:青木和義
編曲:葡萄畑
少年チャンピオン連載の人気ギャグマンガ『がきデカ』ノベルティソング。73年7月ポリドールから「今にもへしゃげそう」でデビューし、このコミックソングが一発ヒットした5人組ロックバンド。メンバーは武末充敏、椿康夫(佐孝康夫)、青黄赤旗(青木和義)、佐々木周、本間芳伸。詞は原作者の山上たつひこ。事務所は小坂忠、日暮しもいた新音企画。
311 1975/09/21 クールス 紫のハイウェー 92 0.5 作詞:たちひろし
作曲:五大洋光(矢沢永吉)
編曲:近田春夫
原宿の暴走族仲間だったピッピ、ムラ、ボス、ヒデミツ、ジェームス、キーチ、フランクの7人組ロックバンド。キャロルの永チャンがペンネームで作曲したデビュー曲。ボスことボーカルの舘ひろしは77年脱退して役者に転向。俳優の岩城滉一は元メンバー。森田日記や三東ルシア、渚リール(加納みどり)もいた上条英男のグリスブラザーズ・リミット所属。
312 1975/09/25 殿 ゆたか ああ青春 84 0.8 作詞:島武実
作曲:宇崎竜童
編曲:萩田光雄
75年NET系『あなたをスターに!』に出場し、本作でNAVレコードからデビューした大阪出身の17才。ジャニーズでは異色のフォーク演歌路線。本名・殿井善継。愛称とのちゃん。キャッチフレーズはジャニーズ・ファミリーの新しい仲間。作曲の宇崎竜童が「単なるアイドル歌手のワクにはまらない」と太鼓判を押した実力派だったが、シングル3枚出して77年ごろ引退。
313 1975/09/25 富永一朗 ゴーゴーカープ 97 0.2 作詞:有馬三恵子
作曲・編曲:菊池俊輔
NTV系『お笑いマンガ道場』や「チンコロ姐ちゃん」でおなじみのマンガ家。京都生まれの大分育ち。熱狂的なカープファンで、作詞の有馬三恵子は同じ"広島カープを優勝させる会"の同志。作曲は「仮面ライダーV3」「がんばれドカベン」の菊池俊輔。大分の小学校教員時代、広島の選手になった阿南を教えたのがカープファンになったキッカケ。2021年老衰のため他界。
314 1975/10/20 菅原文太・愛川欽也 一番星ブルース 28 6.7 作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、松木優晴
75年大ヒットした東映映画『トラック野郎/御意見無用』の劇中で歌ったところ、ファンからのモーレツな要望でレコード化され主題歌に。歌は長距離トラック運転手"一番星"こと桃次郎役の菅原文太、"やもめのジョナサン"こと金造役の愛川欽也(キンキン)の名コンビ。演奏は宇崎竜童率いるダウン・タウン・ブギウギ・バンドの面々。
315 1975/10/21 長谷川 諭 磯笛 88 0.7 作詞:菅野さほ子
作曲:遠藤実
編曲:京建輔
71年NTV系『つくし誰の子』で注目された劇団若草の名子役。"忘れかけた日本の香り"のキャッチフレーズでこの演歌で歌手デビューした東京出身の15才。遠藤実の手がけた「北国の春」フレーバーな佳曲。本名・清水諭。オフィスグループ所属(のち美川憲一の事務所に移籍)。NTV系『ゆうひが丘の総理大臣』のガリベン役もおなじみ。ビートルズや小椋佳の大ファンで、友人とフォークバンドを組んでいた。
316 1975/11/20 鈴木ヒロミツ でも、何かが違う 48 5.5 作詞・作曲:マチ・ロジャース
編曲:あかのたちお
元モップスのボーカル。本人も刑事役で出演したこのTBS系『夜明けの刑事』EDテーマでソロデビュー。作者はポール・ロジャース(バッド・カンパニー)の元嫁。モービル石油のCM、TBSドラマ『時間ですよ』、NHK『レッツゴーヤング』の司会などトボけた太っちょキャラで人気に。本名・鈴木博三。アニメ『ヤットデタマン』EDテーマもおなじみ。和田アキ子はホリプロの後輩。07年肝細胞ガンで逝去。
317 1975/11/25 メッツ レディ・レイは最高さ! 49 3.5 作詞:竜真知子
作曲:PIERRE GROSCOLAS
編曲:あかのたちお
郷ひろみと74年ジャニーズを脱退してバーニングに移籍した6人組男性アイドル。残留組のJJSとはライバル関係。グループ名は郷が大リーグの「ニューヨーク・メッツ」に因んで命名。リーゼントがイカしていたマチャル(小坂まさる)は85年都議選出馬が話題に。このデビュー曲は73年ヨーロッパで大ヒットしたピエール・グロコラ「レディ・レイ」のカバー。78年カワタブラザーズ・カンパニーに移籍して「エナメル・シックスティーン」で再デビュー。
318 1975/11/25 ニッチモ&サッチモ…+ ケのうた 57 3.9 作詞・作曲:中山大三郎
編曲:若草恵
鹿児島弁のコミックソング。72年9月「ポクポク仔馬」でデビューした日大芸術学部の平川大四郎(平川志朗)と小杉大五郎(小杉保夫)のフォークデュオ。ふたりとも中山大三郎の弟子。本作から同じ大学の穂峰絵美(ほほえみ、本名・武田泰子)が参加して3人組に。グレートリバー所属。73年「しらけ鳥」は小松政夫やフォーク歌手・友川かずきもカバーした「しらけ鳥音頭」の原曲。小杉はのちに「お嫁サンバ」やクレヨンしんちゃん、プリキュアの主題歌を作曲して有名に。
1976(S51)年
317 1976/01/21 安奈 淳 愛あればこそ 27 5.5 作詞:植田紳爾
作曲:寺田瀧雄
編曲:馬飼野俊一
『ベルサイユのばら』のオスカル役で日本中に"ベルばらブーム"を巻き起こした宝塚のトップスター。舞台でアンドレ役の榛名由梨とデュエットしていた主題歌。本名・富岡美樹。愛称ミキちゃん。大阪・池田市生まれの28才。趣味は油絵。77年小椋佳が提供した「たとえば」(98位)もプチヒットしたが、翌年宝塚を突如退団して女優に転向。竹脇無我との不倫スキャンダルも。84年に芸映に移籍。ちなみにマンガは赤塚不二夫しか読まないとか…。
318 1976/02/01 デイヴ ギンザ・レッド・ウィ・ウィ 30 8.5 作詞:P. Loiseau
作曲:佐藤健
編曲:大野雄二
アラン・シャンフォーに続き、このカネボウのコマソンで日本デビューしたフランスの男性アイドル。本名デイヴ・レーベンバッハ。オランダはアムステルダム出身の31才。パパはユダヤ人の英語教師、ママはクラシックダンサー。71年ミュージカル『ゴッド・スペル』の主役に抜擢され、74年デル・シャノン「悲しき街角」のカバーがフランスで1位に。76年「風のメルヘン」で第5回東京音楽祭にも出場。
319 1976/02/01 新沼謙治 おもいで岬 38 8.0 作詞:阿久悠
作曲:川口真
編曲:あかのたちお
スタ誕出身の演歌歌手。当時リズム演歌と呼ばれたデビュー曲。2枚目「嫁に来ないか」(31位)でブレイクし、あのピンク・レディーをおさえレコ大最優秀新人賞受賞。岩手ナマリの素朴なキャラで人気に。同郷の千昌夫は第一プロの兄貴分。デビュー前はハード・ロックバンドのドラムをやってた。一応紅白歌手ですがTOP10ヒットがないので…
320 1976/02/05 平田 満 愛の狩人 21 10.2 作詞:本野丈弾(吉田旺)
作曲:金野孝(浜圭介)
編曲:土持城夫
71年デビューした"原みつるとシャネル・ファイブ"のリードボーカル。この東北弁のコミックソングが地元札幌の有線から火がついた田辺エージェンシー所属の28才。菊地正夫(後の城卓矢)の「スタコイ東京」にヒント得て浜圭介が作った曲だが、チヨ夫人のクレームで本名で作曲。作詞のホンノジョウダンは吉田旺の変名。志村けんとの競作「東村山音頭」(65位)も話題に。ちなみに『蒲田行進曲』の平田満は別人。
321 1976/02/05 水森英夫 たった二年と二ヶ月で 83 1.7 作詞:阿久悠
作曲:水森英夫
編曲:小谷充
62年NTV系『素人のど自慢』で優勝し、翌年「悲しきジンタ」(三井たかお名義)で弱冠14才でデビュー。G・Sザ・ジェノバの水本たかおを経て、71年三音たかお、73年水森英夫で再デビュー。本作は71年三音たかお名義で出した曲を再録音、スタ誕の宮本けんじと競作に(北海道では宮本盤が大ヒット)。栃木県日光市生まれで5人兄弟の末っ子。本名・三井高央。76年歌手を廃業し、現在は売れっコ作曲家。
322 1976/02/25 海原千里・万里 大阪ラプソディー 24 14.9 作詞:山上路夫
作曲:猪俣公章
編曲:藤田はじめ
大阪の姉妹アイドル漫才師。兵庫県淡路島出身。"イモ欽"の長江健次もいた大阪のケーエープロ所属。海原お浜・小浜の弟子。77年人気絶頂のなか芸能界を引退し、2人揃って結婚&出産。妹の千里はデビュー前からノド自慢荒らしで当時ライバルは天童よしみ、後に本名の上沼恵美子に改名し"オバチャン"キャラで再ブレイク。演奏は古賀政男らが創設した明大マンドリン倶楽部。79年「大阪パラダイス」でデビューした海原さおり・しおりは妹弟子。
323 1976/02/25 榛名由梨 恋の歌 85 0.7 作詞:柴田侑宏
作曲・編曲:寺田瀧雄
“ショーちゃん”の愛称で親しまれ、空前の『ベルばら』ブームで安奈淳とともに人気を博した宝塚男役トップスター。兵庫県三田市出身。本名・山下正代。おじいちゃんは日本画家の山下摩起。芸名の榛名は弟がもっていた旧海軍の模型から。63年初舞台。月組、花組でそれぞれトップになり、82年から専科へ。88年結婚準備で退団後は舞台中心。B面は安奈淳の「紫に匂う花」。宝塚歌劇団『あかねさす紫の花』主題歌。
324 1976/03/01 木の実ナナ おまえさん 39 8.8 作詞:阿久悠
作曲:丹羽応樹
編曲:あかのたちお
ナベプロ・オーディションに合格し、62年キングから「東京キカンボ娘」でデビューした東京・向島生まれの下町っコ。中尾ミもいた東京音楽学院の第1期生。パパは日劇のトランぺッター、ママもNDTのショーダンサー。芸名は"着の身着のまま"とエミール・ゾラの名作『ナナ』から。極度の近眼。妹は74年バーニングから「あこがれ」でデビューした木の実まこ。本作はトリオレコード移籍第1弾。作曲者は70年「雨のささやき」でデビューした美人シンガー。
325 1976/03/01 吉田真梨 もどり橋 46 5.8 作詞:喜多條忠
作曲:三木たかし
編曲:あかのたちお
75年富山市から上京、翌年CBSソニーから本作でデビューした18才。本名・西方由香。2nd「水色の星」(38位)もそこそこ売れたが、アイドルというには少し大人っぽかった。パパはNHK富山管弦楽団の指揮者、ママは声楽家という音楽一家。事務所はアパッチもいたCTS企画。79年プレイボーイで脱いで84年引退。地元でラジオのDJやスナックのママをしていたが2022年病没。
326 1976/03/21 早乙女 愛 魔法の鏡 57 2.0 作詞・作曲:荒井由実
編曲:竜崎孝路
74年映画『愛と誠』の西城秀樹の相手役公募で約4万人の中から選ばれ、そのヒロイン名でデビューした鹿児島県出身の17才。本名・瀬戸口さとみ。松竹の看板スターだったが学業優先で一時郷里に戻り、79年正月映画でカムバック。ヌード写真集やロマンポルノ出演、デュエット曲も出した加納竜とのロマンスもあったが、2010年病気のため51才で急逝。このユーミンの名曲カバーは岡田奈々と共演した映画『青春の構図』挿入歌。
327 1976/03/21 相本久美子 初夏景色 59 1.9 作詞:阿久悠
作曲:森田公一
編曲:馬飼野俊一
川越丸井店の牧葉ユミのサイン会でスカウトされ、74年ギター片手に唄った「小さな抵抗」でスペースプロからデビュー。76年TBSドラマ『花吹雪はしご一家』で西城秀樹の妹役が当たり芸映に移籍、本名の相本久美子に改名してこの劇中歌が初ヒット。近藤久美子時代の「1と5」や「涙のドライブ」など良曲多し。パパは警察官。『TVジョッキー』『ぴったしカンカン』でも活躍したが人気のワリにヒットが出なかった。
328 1976/03/25 古時計 ロードショー 16 14.5 作詞:伊丹恵
作曲:山本達夫
作曲:青木望
あのねのねもいた京都産業大の大場弘一(21)と西田昌弘(23)による叙情派フォークデュオ。大阪のオフィスノグチ所属。74年結成して本作でテイチクからデビュー。2nd「季節はずれの走馬燈」は三浦友和も出演したNTV系『ひまわりの道』の主題歌。メインボーカルの大場は音大へ進むつもりで声楽を勉強していたが、岡林信康に触発されフォークの道へ。77年就職で西田が抜け、大場の弟・慎介が加入し兄弟デュオになったが79年解散。
329 1976/03/25 川谷拓三 殺られ節 86 0.7 作詞:深作欣二
作曲:平尾昌晃
編曲:小谷充
60年東映京都に入社し、通行人や殺られ役の下積み時代を経て、75年ドラマ『前略おふくろ様』で注目された東映ピラニア軍団のメンバー。満州生まれ、高知県安芸育ち。愛称・拓ボン。パパは無声映画時代のカメラマン川谷庄平、ママは元女優。ボクシングはC級ライセンスの腕前。山城新伍との『日清どん兵衛』のCMも有名だが、95年肺ガンで他界。平尾昌晃のファミリープロ所属。
330 1976/04/05 大竹しのぶ みかん 67 2.5 作詞:阿久悠
作曲:大野克夫
編曲:細野晴臣・萩田光雄
73年フォーリーブスの北公次主演ドラマ『ボクは女学生』の一般公募で選ばれ、75年NHK朝ドラ『水色の時』、映画『青春の門』のヒロインで注目された東京新社の芸能スクール出身。82年TBSディレクターと結婚したが死別、明石家さんまと再婚するも破局。娘はタレントのIMALU。おっとりキャラでバラエティでも活躍。87年ポンキッキの「かまっておんど」(50位)が代表作。16年なぜか紅白初出場。
331 1976/04/10 吉川団十郎 ああ宮城県 37 5.1 作詞・作曲:吉川団十郎
編曲:西崎進
このコミックソングで一躍人気が出た宮城県名取市出身のフォーク歌手。74年「第7回ポプコン全国大会」に入賞し、キャニオンのアードバークレーベルから「キューピーちゃん」でデビュー。本名・吉川昇。本業は自動車の修理工。9人兄弟の末っ子。76年大ファンだった菅原文太の主演映画『トラック野郎』に友情出演したが、芸能界が肌に合わず翌年引退し陶芸家に。
332 1976/04/25 川村ゆうこ 風になりたい 46 4.9 作詞・作曲:吉田拓郎
編曲:松任谷正隆
原田真二も出場した75年「フォーライフ第1回新人オーディション」でグランプリになり、翌年吉田拓郎プロデュースでデビューした青森県出身の21才。フォーライフレコード第1号歌手。本名・川村裕子。事務所は欽ちゃんの浅井企画→芸映。80年ユーコ&ドメスティックスの名でロックバンドに方向転換したが82年引退。沢田聖子や中ノ森BANDもカバーしたデビュー作。
333 1976/04/25 角川 博 涙ぐらし 32 11.3 作詞・作曲:石坂まさを
編曲:竜崎孝路
博多「笑魔鏡」のクラブ歌手から75年同郷の西城秀樹のマネージャーにスカウトされ上京、この都会調演歌でデビューした広島生まれの21才。事務所は芸映。美空ひばりの大ファン。80年女優の津山登志子と結婚したが別れ、99年演歌歌手・沢田綾と再婚。ひょうきんなキャラで声帯模写とモノマネが得意。82年「女のきもち」(28位)が20万枚のヒットに!
334 1976/04/25 森田つぐみ 少女期 84 1.0 作詞:千家和也
作曲:大野克夫
編曲:竜崎孝路
75年6月NET系『あなたをスターに!』第2回グランドチャンピオンに選ばれ(次点が大場久美子)、フィリップスから本作でデビューした大阪・豊中出身の17才。本名・藤原嗣美(つぐみ)。東京・文化女子附属杉並高校の2年生。特技は3才からやってるピアノ。書道3段、珠算3段、お茶もたしなむお嬢サマ。事務所は大手ナベプロ。現在は西宮のカフェバー店長&音楽教室を経営。
335 1976/05/01 松鶴家千とせ わかんねェだろうナ(夕やけこやけ) 22 6.4 作詞:中村雨紅
挿入詞:元木すみお・進しげお
作曲:草川信
編曲:竹村次郎
アフロにアゴヒゲ、サングラスの怪しい風貌で、この「わかるかナ〜わっかンねえだろうナ」のギャグが大流行した異色漫談家。童謡「夕やけこやけ」をジャズのフィーリングでパロったコミックソング。本名・小谷津英雄。旧満州生まれ、福島県育ちの元理容師。松鶴家千代若・千代菊の門下で、ビートたけしは弟弟子。『日清焼そばUFO』の初代CMも有名だが、22年急性心筋梗塞で他界。
336 1976/05/01 朝田のぼる 白いスカーフ 40 5.2 作詞:阿久悠
作曲:市川昭介
編曲:竜崎孝路
75年第15回『スタ誕』決戦大会で審査員特別賞に選ばれ、ミノルフォンから本作でデビューした福井県福井市出身の20才。本名・山下敏彦。パパはカラオケ教室の先生。キャッチフレーズは「ふれあう笑顔」。第二の五木ひろしと期待されたがヒットに恵まれず、79年一年ぶりの新曲「おやじの酒」(74位)がスマッシュヒット。神保美喜はスタ誕同期で同じサンミュージック。同期デビューの三波豊和と仲がいい。
337 1976/05/01 三波豊和 青春よ翔べ 44 5.1 作詞:麻生香太郎
作曲・編曲:三木たかし
本作でホリプロからデビューした三波春夫の長男。東京生まれ、慶応大学文学部の2年。本名・北詰豊和。子役出身でクイズ番組やバラエティなど3枚目キャラで売れっ子に。趣味は鉄道模型、特技は日舞。中村勘九郎(後の勘三郎)は小学校の同級生。歌のウマさもパパゆずり。83年慶大同級生の径子さんとの"1億円挙式"が話題に。
338 1976/05/01 香川裕子 それでもいゝの 69 4.9 作詞:悠木圭子
作曲:鈴木淳
編曲:佐伯亮
パパの仕事の関係で上京し、橋幸夫の前歌などをやっていたが、75年秋から鈴木淳のレッスンを受けコロムビアから本作でデビュー。八代亜紀ばりのハスキーボイスで『第9回全日本有線放送大賞』新人賞に輝いた美人演歌歌手。本名・勝田恵美子。愛知県西浦出身の23才。趣味はスケッチ画、特技はテレックス。事務所はバーニング系の小菅事務所→コロムビア音楽芸能。80年北原由紀もカバーした佳曲。
339 1976/05/21 ローレン中野、和田 弘とマヒナ・スターズ ゆうわく 53 4.9 作詞:なかにし礼
作曲:クロード・モーガン
編曲:あかのたちを
本名ローレン・スミレ・中野。75年11月来日し、キングから本作でデビューしたハワイ州ホノルル生まれの日系三世。アイエア・ハイスクールに通う18才。サウンド・キュービック所属。趣味は写真を撮ること。手品のBGMで有名な「オリーブの首飾り」の日本語カバー。
340 1976/05/21 菖蒲芳則 君よ走れ -テンポイント讃歌- 71 0.5 作詞:村井愛人
作曲:筒井理
編曲:京建輔
75年ポリドールからデビューした男性デュオ"星の王子さま"の早川ひろき(愛称ロッキー)が本名で出した曲。元スクールメイツで福岡工業高校出身の18才。大橋巨泉事務所所属。76年の発表時はヒットしなかったが、78年3月名馬テンポイントの他界でチャートイン。元アンジェラスの伊勢功一「泣くな!テンポイント」、デューク・エイセス「あゝテンポイント」という曲も出た。
341 1976/05/25 伝書鳩 目覚めた時には晴れていた 23 10.7 作詞:阿久悠
作曲・編曲:坂田晃一
NTV系『土曜グランド劇場』主題歌。75年「暑中見舞」でデビューした荒木とよひさ(B)、関田しょうすけ(G)、山口ますひろ(Vo,G)の3人組フォークグループ。リーダー荒木は「四季の歌」で有名になった売れっ子作詞家。グループ名は"すてきな歌を届ける鳩になろう"という願いから。74年ビリー・バンバンのカバーだが、オリジナルは赤い鳥が唄ったNTV系『2丁目3番地』主題歌。ビクター音楽芸能所属。
342 1976/06/01 桜 たまこ 美しき独占 73 2.1 作詞:石坂まさを
作曲:城賀イサム
編曲:あかのたちお
このデビュー曲は清純路線、2nd「東京娘」(24位)の『お・じ・さん〜♪』でイメチェンして中年族のアイドルになった東京・目黒六中の3年生。本名・別府みちる。石坂まさをの弟子。水泳が得意。芸名は出身地・鹿児島の桜島から。事務所は村田英雄、カルーセル麻紀、西川峰子、木村友衛、『君スタ』の江梨奈マヤもいた新栄プロ。78年6月引退して郷里に戻ったが、83年『スコラ』で脱いでポルノ女優でカムバック。
343 1976/06/14 川橋啓史
(かわはしひろし)
山口さんちのツトム君 13 23.2 作詞・作曲:みなみらんぼう
編曲:若松正司
NHK『みんなのうた』から生まれたチビッ子ソング。東京放送児童合唱団(NHKの助成団体)に所属する小学3年生の男のコ。同じ合唱団にエレファントカシマシの宮本浩次がいた。子役の斉藤こず恵、吉岡秀隆、岡浩也(2代目ケンちゃん)、三井一泰、水森亜土、小鳩くるみら11社競作になったが、コレが『みんなのうた』オリジナル。彼のものだけで4枚リリースされ累計は29万枚。
344 1976/06/25 三木聖子 まちぶせ 47 6.9 作詞・作曲:荒井由実
編曲:松任谷正隆
74年NET系『ビッグスペシャル』全国大会に準優勝してナベプロにスカウトされ、本作でNAVレコードからデビューした福岡県久留米市生まれの19才。本名・勝田征子。TBS系『ギンザNOW!』の司会でも活躍。ユーミンが彼女の中学時代の実体験を元に書き下ろし、81年後輩の石川ひとみで大ヒット。シングル3枚出して1年で引退し、現在は銀座のママ。演奏はほぼティン・パン・アレー(ベースのみ後藤次利)
345 1976/06/25 見城美枝子 さよならの夏 46 2.4 作詞:Whitlaker
作曲:Webster
訳詞:見城美枝子
編曲:田辺信一
75年TBS系『おはよう720』の司会やライオンの歯みがきCMでも有名なケンケン。元TBSアナで小島一慶は同期。現在はジャーナリストや大学教授として活躍。『おはよう720 キャラバンU』のテーマで、75年夏イギリスで大ヒットした英国歌手マックス・バイグレイヴスのカバー。
346 1976/07/05 倉田光二 旅立ち 77 2.1 作詞:山田孝雄
作曲:大野弘也
編曲:馬飼野俊一
"若者演歌の旗手"のキャッチフレーズで東芝EMIから本作でデビューした北九州市門司出身の17才。本名・倉田二三朗。作曲家・大野弘也の秘蔵っ子。北九州の音楽学校で歌の特訓を受け75年上京、明大付属中野高校の定時制に通う傍ら、そば屋の住み込みでアルバイト。この年10月『第9回新宿音楽祭』銅賞に。所ジョージ、テディ団もいた同じハイミュージックプロの万里知子とご当地レコードも何枚か出している。
347 1976/07/05 北村優子 ハロー・サンシャイン 94 0.2 作詞:松本隆
作曲・編曲:穂口雄右
札幌・清田中3年の74年暮れ「スタ誕」第12回決戦大会で優勝し、卒業を待って上京し1年間歌のレッスン、76年2月「若草のデート」でビクターからデビューした16才。本名・熊谷優子。林寛子、大場久美子、片平なぎさは堀越の同級生。NTV系『ゆうひが丘の総理大臣』に藤谷美和子と生徒役で出ていたが、80年山田太郎(新栄プロの先輩)のイトコと結婚して引退。
348 1976/07/25 葵 三音子
(あおいみねこ)
うわさのベースボール 巨人編 61 2.5 作詞:阿久悠
作曲市川昭介
編曲:佐々永治
都立福生高校を卒業し、75年ビクターから必殺シリーズ『必殺仕置屋稼業』の主題歌「哀愁」でデビューした東京都昭島市出身の20才。平尾昌晃音楽教室の第1期生。キャッチフレーズは"あなたの胸にしみこむ詩情歌謡"。事務所は八代亜紀、北野玲子、真木理恵、石原圭子、スタ誕の川崎公明もいた六本木オフィス。79年テイチクから「雨の松前城下町」(長坂純一「石北峠」のB面)で再デビューし、83年ポリドールから本名の伊藤三音子で再々デビュー。本作はNTV系『うわさのチャンネル』のテーマ。
349 1976/07/25 芦川よしみ 花火 88 0.9 作詞・作曲:小林亜星
編曲:竹村次郎
小6で日本児童劇団(現山王プロ)に入り、本名・粟屋芳美で特撮ヒーロー『ミラーマン』『仮面ライダーV3』などに出演後、ワーナーから本作で歌手デビューした東京出身の17才。2nd「雪ごもり」でレコ大新人賞を獲得し、86年武田鉄矢と胃腸薬のCMで唄った「男と女のラブゲーム」で一躍有名に。事務所は長良事務所(A&A)。特技は花柳流の日舞。小学生時代のあだ名は"アババ"。
350 1976/08/01 大原みどり 夕日の波止場/浮世舟 90 1.0 作詞:水木かおる
作曲:藤原秀行
編曲:竹村次郎
73年11月「ふるさとの恋」でデビュー。76年"芸能界のロッキード"といわれた所属の水上音楽事務所社長の二億円サギ事件でだまされコロムビアから契約破棄されたが、同年7月NTV系『全日本歌謡選手権』で第46代チャンピオンになり、この64年・及川三千代のカバーでトリオから再デビュー。本名・丹野智恵子。実家は福島県いわき市の養鶏業。現在は大原未登里で活動。
351 1976/08/05 クリケッツ 私のベイビー・ボーイ 91 0.7 作詞:うさみかつみ
作曲・編曲:鈴木邦彦
キングから本作でデビューした浅香容子(ヨッコ・小5)、斎藤久乃(チャーボー・小5)、木島康晃(ヤッチャン・小5)、野木智(サッチン・小4)、鈴木浩二(コーチャン・中1)による5人組チビッ子アイドル。鈴木邦彦ポップススクール第1号タレント。鈴木のベルミュージックとバーニングが共同で売り出し、フィンガー5の二匹目のドジョウをネラったが…。浅香は田辺エージェンシーに移籍し、麻香ヨーコ名義でソロデビュー。
352 1976/08/10 菅原保徳
(すがわらやすのり)
四季の歌 70 1.8 作詞・作曲:荒木とよひさ
編曲:青木望
早大在学中に日比谷公園など世界中のストリートで歌いはじめ、73年2月「この空に生きる」でビクターからデビューした旧満州生まれの31才。実家は東京・大森のたまご屋さん。長男は"B-DASH"のボーカルGONGON。東海大学の講師でもあるが本業は建築家。15年急性骨髄性白血病で他界。本作はもともと68年頃から彼が日比谷のストリートで歌って広め、76年ニッポン放送「あおぞらワイド」に一主婦がリクエストしたのがキッカケで評判に。芹洋子、立川清登ら6社競作で大ヒット。
353 1976/08/21 牧 美智子 暁に駆ける 95 0.4 作詞:千家和也
作曲:菊池俊輔
編曲:馬飼野康二
71年3月クラウンの『演歌日本一王座決定戦』で関東地区代表になり、同年9月愛原洋子の名で「わたしの心ながさき」でデビュー。作曲家・前田利明の内弟子となって2年、74年牧美智子の芸名で「ひざまくら」でCBSソニーから再デビューしたホリプロの美人歌手。石川県金沢市生まれで五人兄弟の末っ子。本名・宮木洋子。書道1級の腕前。本人も婦警役でレギュラー出演したこのNET系『新・二人の事件簿』主題歌で初チャートイン。
354 1976/09/01 宮本浩次 はじめての僕デス 84 1.2 作詞:関沢新一
作曲・編曲:中村勝彦
東京放送児童合唱団のチビッコ歌手。東京・赤羽生まれの小学4年生。現エレファントカシマシのボーカル。「山口さんちのツトム君」の二匹目をネラってドリフの加藤茶、岡浩也(2代目ケンちゃん)と競作になったが、コレが『みんなのうた』オリジナル。このポリドール盤のほか、B面違いの他社盤がワンサと出た。77年クラウンから発売しタ2nd「あ・い・う・え・お・ん・ど」は全く売れず…
355 1976/09/25 浦部雅美 少し遠出をしてみませんか 71 2.2 作詞:中里綴
作曲・編曲:森田公一
「スタ誕」第15回決戦大会に合格、キャニオンから本作でデビューした北海道美幌町出身の16才。作曲の森田公一が「将来、大物になる素質の持ち主」と太鼓判を押したサンミュージックの一押しアイドル。趣味はマリンバと琴の演奏。林寛子、片平なぎさ、荒木由美子は堀越の同級生。曲は吉田拓郎フレーバー。81年"うらべまさみ"名義でシンガーソングライターに方向転換。
356 1976/10/05 タニヤ・タッカー ハロー,ミスター・サンシャイン 28 12.0 詞曲:Veto Galati. Jr.-Mick Stewart(かまやつひろし) 76年6月『第5回東京音楽祭』で銅賞に輝いた米テキサス州出身、17才の女性カントリーシンガー。3人兄弟の末っ子。かまやつひろしが変名で作曲した日本独自のシングルで、ペンネームの"ミック・スチュアート"とはミック・ジャガーとロッド・スチュアートをもじり、米国発売向けに即席で考えたもの。ピーター・フォンダ出演のマックスウェル・コーヒーCMソング。
357 1976/10/25 ザ・バーズ ふり向くな君は美しい 92 0.3 作詞:阿久悠
作曲・編曲:三木たかし
ナベプロのスクールメイツに対抗し、76年4月開講した日本テレビ音楽学院の第一期生。その男10名、女32名からなる平均年齢15〜6才のコーラスグループ。レコーディングは15名ほどの選抜メンバーで行い、カブキロックスの氏神一番や81年「シンデレラ・リバティ」でデビューした嵯峨聖子もいた。全国高校サッカー選手権大会でおなじみの本作、特撮ヒーロー『ガンバロン』主題歌などシングル3枚リリース。
358 1976/11/01 未都 由
(みとゆう)
こんな娘が好き 100 0.4 作詞:横井弘
作曲:佐瀬寿一
編曲:森岡賢一郎
74年クラウンから「二人の玩具箱」でデビューした元ピクルのタッチン(本名・篭山達夫)。76年ジャニーズにスカウトされ、CBSソニーから本作でソロデビューした静岡出身の18才(実は20才)。愛称ゆうくん。芸名はMe&Youから。目標は野口五郎のような歌のうまい歌手。77年からNHK『レッツゴーヤング』の初代サンデーズに。
359 1976/11/25 ビューティ・ペア かけめぐる青春 26 17.4 作詞:石原信一
作曲・編曲:あかのたちお
マッハ文朱、ミミ萩原、ジャガー横田らと女子プロブームを巻き起こした女子レスラー初のアイドル。79年解散後、マキ上田はスーパー戦隊『バトルフィーバーJ』の女幹部サロメ役で活躍。ジャッキー佐藤は99年胃ガンのため41才の若さで帰らぬ人に。77年ビューティ・ペアファンクラブ会員が唄った「がんばれビューティ・ペア」という曲も出た。
360 1976/11/25 サンディー⇒サンディー・オニール グッドバイ・モーニング 41 6.0 作詞:庄野真代
作曲:なかじまかおる
編曲:山室紘一
75年「くちづけは許して」で桑原プロからサンディー・アイ名義でデビューした超巨乳ハーフタレント。本名サンドラ・A・ホーン。日本生まれのハワイ育ち。パパはスペイン系の米軍人。実家はホノルルの漬物屋。のちに宇徳敬子&近藤房之助もカバーした76年『第7回世界歌謡祭』グランプリ曲。78年映画『ナイル殺人事件』の主題歌「ミステリー・ナイル」(15位)もヒット。のちサンディー&ザ・サンセッツのボーカルに。
361 1976/11/25 和田浩治 おもいやり 83 1.0 作詞:阿久悠
作曲:三佳令二
編曲:小杉仁三
59年日活映画『無言の乱闘』で主演デビュー、石原裕次郎・小林旭・赤木圭一郎と「ダイヤモンド・ライン」で売り出され、「大岡越前」の同心・風間駿介役もおなじみ。茨城県水戸市出身でパパはジャズピアニスト和田肇、ママは元松竹女優の羽田登喜子。梓みちよは元嫁。ホリプロ所属。76年愛人殺害事件でおクラ入りした克美しげるのカバーで黒木憲、ハーバー・ナイツらと競作に。86年胃ガンのため42才で他界。
362 1976/12/01 レモンパイ 恋のディンドン 97 0.2 作詞:岡田冨美子
作曲:阿部敏郎
編曲:高見弘
75年エレックからずうとるびの弟分としてデビューしたフォーリーブス系アイドル。コーちゃん、カズ、ヒデ、あいちゃんの4人組。アルル、ロッキーズ、矢野明、横浜銀蝿もいたユタカプロ所属。本作はコロムビア移籍第2弾で作曲は「あせるぜ」「センチメンタル・カーニバル」の阿部敏郎。78年エメロンシャンプーのコマソン「ビバ!エンジェル」(59位)がスマッシュヒットしたが翌年解散。
363 1976/12/20 太川陽介 陽だまりの中で 65 2.4 作詞:いではく
作曲・編曲:穂口雄右
NHK「レッツゴーヤング」初代サンデーズから本作でデビューした京都出身の17才。本名・坪倉育夫。キャッチフレーズは「昇れ!太陽くん」。石川ひとみとレッツヤンの司会で活躍し、サンミュの後輩・松田聖子とドラマでキスシーンも。奥様は女優の藤吉久美子。高校時代はフォークグループを組んでいた。最近はテレ東系『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』でおなじみ。最大ヒットはもちろん西条満がフリ付けした77年「Lui-Lui」(38位)。
364 1976/12/21 小谷浩代・前野良典 チンチンポンポン 20 11.2 作詞:A. Baroncini
訳詞:本庄一郎
作曲:A. Gorassini
編曲:小森昭宏
ひばり児童合唱団の6才の男のコと3才の女のコが唄ったコミックソング。「黒ネコのタンゴ」「ニッキ・ニャッキ」「トレロカモミロ」などの名曲を生んだイタリアの子供音楽祭『ゼッキーノ・ドーロ』の72年入賞曲で、ニッポン放送『あおぞらワイド』で話題になって発売された日本語カバー。原題も「cin cin pon pon」だが、日本語でシュッシュッポッポッという汽車の歌。
365 1976/12/25 デンセンマン、伊東四朗、小松政夫、スクール・メイツ・ブラザース デンセンマンの電線音頭 84 0.8 作詞:田村隆
作曲:不詳
編曲:東海林修
テレ朝系『みごろ!たべごろ!笑いごろ!!』でデンセンマン(声・堀勝之祐)、伊東四朗(ベンジャミン伊東)、小松政夫らが唄ってチビッコ達に大流行したコミックソング。もともと桂三枝(現桂文枝)が『ドカンと一発60分』という番組で歌っていた曲で、元歌は童謡「あんたがたどこさ」。詞は放送作家の田村隆。
1977(S52)年
364 1977/01/01 榊原郁恵 私の先生 55 2.8 作詞:橋本淳
作曲:井上忠夫
編曲:馬飼野俊一
76年「ホリプロタレントスカウトキャラバン」初代グランプリに選ばれ、本作でデビューした神奈川県厚木市出身の17才。78年「夏のお嬢さん」(11位)で紅白初出場。小粒ヒットが多いワリにTOP10ヒットがないのが意外…。特技はピアノと人形浄瑠璃。アグネス・チャンの大ファン。現在はマルチタレントで俳優・渡辺徹のカミさん。ホリプロ同期に荒木由美子やスタ誕のクロベェ(黒部幸英)ら。
365 1977/01/10 ジュリー・バタイユ シャンテ、シャンテ、ピンキッシュ 36 4.3 作詞:Haim Saban
作曲:Shuki Levy
編曲:Roger Loubet
抜群のプロポーションと美貌で日本でも人気だった18才の陽気なパリジェンヌ。75年「もう大人よ!」でデビューしたモデル出身のフレンチ・アイドル。このカネボウ春のキャンペーンソングは彼女の日本デビュー曲。作曲は伊藤咲子「ひまわり娘」も手がけたシュキ&アビバのシュキ・レヴィ。77年『第6回東京音楽祭』や79年『第10回世界歌謡祭』にもエントリーされた。
366 1977/01/21 神田広美 人見知り 43 5.0 作詞:松本隆
作曲・編曲:穂口雄右
76年『スタ誕』で優勝し本作でデビューした20才。同じ事務所の野口五郎の妹分で歌唱力バツグン、いわゆるニューミュージック系アイドルのハシリ。デビュー前は大阪・日本橋のレコード店に勤めていた。ザ・ベアーズと競作になった吉田拓郎作曲「ドンファン」(58位)がヒットした78年突然失踪し、作詞家・野原理香として再デビュー、速水陽子「い・か・が」などを作詞。その後作曲家・穂口雄右と結婚し米国でジャズシンガーに。
367 1977/01/25 小川貴美 兄ちゃん 95 0.7 作詞・作曲:中村泰士
編曲:竜崎孝路
小学5年のとき、KBCテレビ『ハレハレちびっ子歌合戦』で5週勝ち抜き、九州巡業中の橋幸夫がそれを見てスカウト、本作でデビューした福岡県大牟田市出身の14才。橋のワールドプロ所属。本名・山下貴美。3人姉妹の末っ子。世田谷区立桜木中学の2年生。"演歌一番星"のキャッチ・フレーズでシングル3枚出したあと、80年代に"貴美"名義で再デビュー。池袋ミス・サンシャインに選ばれ、78年「恋のサンシャイン」でデビューした碧夏子は実姉。
368 1977/02/05 屋台のおっちゃん デンデラリュウ 78 1.3 作詞:前田良一
作曲:不詳
編曲:三津谷昌嘉
大阪では本職の霊感占い師やDJで有名な奈良県出身の38才。本名・前田良一。63年菊田三津夫の名で関西の浪曲漫才トリオ「キクタショウ」で活躍後、屋台の串カツ屋に転職、75年10月ビクターから「からっけつ節」(屋台のおっさん名義)で歌手デビュー。古くから長崎地方で口ずさまれた方言ソングに歌詞をつけ、深夜放送で話題に。「デンデラリュウ」とは長崎地方の昔の方言で、友だちを誘うときの「出られるかい?」の意味。2012年トヨタのCMで仲里依紗と川口春奈も唄っていた。
369 1977/02/25 大塚博堂 過ぎ去りし想い出は 74 1.9 作詞・作曲:大塚博堂
編曲:森岡賢一郎
東洋音楽大学を中退後、博多のクラブで唄っているのをナベプロにスカウトされ、72年「自由に生きてほしい」で大塚たけし名義でデビューした大分県別府出身のシンガーソングライター。76年改名して「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」で再デビュー。阪神の江本孟紀投手は無二の親友。性格は無口で寡黙。結婚しているがアパートでひとり住まい。本名は"ひろたか"と読む。1日に2升はあける酒豪家だが、81年脳内出血で倒れ37才の若さで急逝。73年フジ系ドラマ『トリプル捜査線』の主題歌も唄っている。
370 1977/03/01 清水由貴子 お元気ですか 30 8.2 作詞:阿久悠
作曲・編曲:三木たかし
あのピンク・レディーをおさえ、76年3月「スタ誕」第16代チャンピオンに。本作でデビューした芸映アイドル。浅草生まれの江戸っ娘。キャッチフレーズは"ほほえみスイング まごころハミング"。小3のときパパを病気で亡くし母子家庭で育ったユッコ、持ち前の明るさでバラエティでも活躍したが、母親の介護苦で09年服毒自殺。柏原芳恵も『スタ誕』で唄ったフォーク歌謡の傑作。83年コニタンと唄った「銀座の雨の物語」(25位)がスマッシュヒット。
371 1977/03/21 黒沢 浩 JACK & BETTY(ジャック・アンド・ベティー) 76 1.1 作詞:麻生香太郎
作曲・編曲:馬飼野康二
4才で劇団若草に入り、75年NTV系『少年探偵団』の小林少年役で注目されたハーフタレント。パパは米国人。アメリカン・スクールに通う16才。本名ウィリアム・浩・カフ。事務所は八重垣事務所→グレート・コーポレーション。72年妹キャロライン洋子と唄った「こいびと同志」(ウィリアム浩名義)で歌手デビューし、76年「光る海」で再デビュー。初代サンデーズだが唄はヘタ。
372 1977/03/25 讃岐裕子 ハロー・グッバイ 71 1.9 作詞:喜多條忠
作曲:小泉まさみ
編曲:竜崎孝路
74年平尾昌晃歌謡教室に入学、TBS『ぎんざNOW!』の"スターへのパスポート"でチャンピオンに選ばれ、75年ワーナーから「ある晴れた日に」でデビューした東京生まれの19才。事務所は平尾のファミリープロ→アオイスタジオ。77年CMソング「シャインの秋」(67位)もプチヒット、ぎんざNOWの司会も務めたが、79年ユーミン作詞の「夕映えの帰り道」を出して引退。原曲はアグネス・チャン、81年柏原よしえのカバーも大ヒット。
373 1977/04/01 アルル 背中あわせ 91 1.6 作詞・作曲:天野滋
編曲:船山基紀
元フレンズの田宮あきら(本名遠藤民也)と弟・遠藤将人による山梨県出身の兄弟フォークデュオ。事務所はユタカプロ→ロックシティ→プレイヤーズ・オフィス。神奈川県の高校を出てアリスの前座、76年秋からラジオ関東の深夜放送をやり、本作でCBSソニーからデビュー。グループ名は公募した1万通の1枚のハガキから。NSPの天野滋が手がけた青春の片思いを奏でたフォーク歌謡。
374 1977/04/05 李 成愛(イ・ソンエ) カスマプゲ(胸がせつない) 52 9.4 作詞:鄭斗守
訳詞:申東運
作曲:朴椿石
編曲:竜崎孝路
71年地元韓国で歌手デビュー。76年日本デビューした釜山生まれの出稼ぎ歌手。67年ナム・ジンのカバーで69年紀本ヨシオ、76年美川憲一もカバー。日本で初めてヒットした韓国の曲。その並外れた歌唱力で日本人歌手にも影響を与えたが、78年突然大学講師と結婚して引退。84年チョー・ヨンピル、渥美二郎との競作「釜山港へ帰れ」(53位)のヒットで6年ぶり来日。地元では大学出の美人歌手として教養番組の司会も。
375 1977/04/21 香坂みゆき 愛の芽ばえ 53 3.5 作詞:松本隆
作曲・編曲:穂口雄右
75年フジ系『欽ドン』のマスコットガールで注目され、本作で歌手デビューした元チビッ子モデル。キャッチフレーズは"とびだせビーバー14才"。太川陽介はサンミュージックの同期でNHKサンデーズでも活躍。郷ひろみの大ファン。歌は素晴らしかったが80年代に映画や雑誌でヌードも。84年資生堂のコマソン「ニュアンスしましょ」(13位)が最大のヒット。94年お笑いタレント清水圭と再婚したがのち離婚。
376 1977/04/21 石川セリ ダンスはうまく踊れない 57 3.2 作詞・作曲:井上陽水
編曲:矢野誠
70年年高校時代にシング・アウトのボーカルでデビュー。玉川大学英文科を中退し、72年映画主題歌「八月の濡れた砂」(当初B面)でソロデビューした井上陽水の嫁さん。本名・石川セイディ。神奈川県出身でパパは米国人。ハッピージョーク所属。この7枚目は陽水が付き合い始めたころ彼女にプレゼントした曲で、82年高樹澪のカバーで大ヒット。76年「朝焼けが消える前に」の作者ユーミンとは大の仲良し。当時エッチなグラビアはほとんど断っていた。
377 1977/04/21 小林啓子 レイルウェイ・ララバイ 〜一枚の切符から〜 81 1.3 作詞:山川啓介
作曲・編曲:高橋信之
聖心女子大在学中からフォークを唄い、69年4月「こわれた愛のかけら」でキングからデビューし、NHK『ステージ101』やTBSラジオ『啓子と歌おう』のレギュラーで活躍。本作は国鉄キャンペーン「一枚のキップから」のコマソンで、曲は元ダンナのフィンガーズ高橋信之(YMO高橋ユキヒロの兄)。作家の小林信彦はいとこ。事務所は石井ミュージックプロ→ステージ・フライト。83年北野ルミのカバー「ギターのように愛されたい」で再デビュー。
378 1977/04/25 ガールズ 野良猫 74 1.3 作詞:鳴海昌明
作曲:小田裕一郎
編曲:矢野誠
フィリップスから本作でデビューした女子高生ロックバンド。和製ランナウェイズといわれた日本のガールズバンドの草分け。ジル(B)、イリア(G)、リタ(Vo)、レナ(G)、サディー(Dr)の5人のイニシャルをとってGIRLS。セクシーなコスチュームは本人たちのアイデアとか。リップスティック→アートクリエーション所属。小田裕一郎の作曲家デビュー作。詞は放送作家の鳴海昌明。79年解散後、リーダーのイリアはジューシィ・フルーツのボーカルで大活躍!
379 1977/05/21 塚田三喜夫 五月のバラ 80 2.3 作詞:なかにし礼
作曲:川口真
編曲:前田憲男
高校卒業後に東京音楽学院に入学し、76年「夏の終りに」でデビューしたイケメン歌手。この2ndが『東京音楽祭国内新人大会』の最優秀歌唱賞に。サーカスと同じ事務所でカネボウのコマソン、アニソン、ミュージカルでも活躍したが2011年肝硬変で他界。70年ナベプロの津川晃(フランツ・フリーデル)が発表した曲でブレンダ・リーや"マクロス"の藤原誠もカバー。ジャケは2種アリ。
380 1977/05/25 鈴木みどり ころがりついでのもう20歳 89 0.7 作詞:荒木とよひさ
作曲:平尾昌晃
編曲:あかのたちお
4才の頃から市川昭介、チャーリー石黒、平尾昌晃について演歌を習い、75年6月三代ゆりの名で「そこに愛があるから」でミノルフォンからデビュー。77年本作でヤンキー路線にイメチェンしてビクターから再デビューした東京・森下町出身の18才の江戸っ娘。本名・鈴木美登利。ニックネームはミーチャン。事務所は泉朱子もいたニック→ビクター芸能。
381 1977/06/01 山川ユキ 新宿ダダ 41 3.8 作詞・作曲:石坂まさを
編曲:京建輔
「ダダ!ダダッ!」でおなじみこのキワモノ歌謡でミノルフォンからデビューした山口県下関出身の18才。本名・萩田由記子。パンチのある歌声とアクションで唄っていた石坂まさを歌謡学院出身の異色アイドル。中3から高2まで歌のレッスンに通い、県立下関西高時代は女性初の生徒会長も。青江三奈、神楽坂かおる、世良順子もいた木倉音楽事務所所属。「安さ爆発!カメラのさくらや」のコマソンもおなじみ。73年太田美鈴「東京ダダ」のカバー。
382 1977/06/01 谷 ちえ子 花の女子高数え歌 84 1.0 作詞:石原信一
作曲:中村泰士
編曲:馬飼野俊一
76年第18回『スタ誕』決戦大会に合格し、コロムビアから本作でデビューした演歌アイドル。北海道函館生まれの高校3年生。ピンク・レディーのT&Cミュージック所属。本名・笹谷智恵子。3人兄妹の末っ子。日本舞踊は名取り、民謡は初段の腕前。森進一、石川さゆりの大ファン。06年俳優・小倉一郎と結婚したが離婚し、2012年カムバック。
383 1977/06/05 泉 ピン子 哀恋蝶
(あいれんちょう)
37 10.9 作詞:藤公之介
作曲:小林亜星
編曲:竹村次郎
66年日本音楽学校を中退し牧伸二の弟子となり、75年NTV系『ウィークエンダー』の毒舌レポーターで注目された元ギター漫談家。NHK朝ドラ『おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』でいまやすっかり高視聴率女優。叔父は落語家の桂福団治、両親は浪曲師とあって歌もなかなか。長らく独身だったが88年担当医と電撃結婚、ダンナの隠し子騒動も…。東京・銀座生まれで大のブランド好き。
384 1977/06/05 桂 五郎 心のきず 71 3.3 作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
編曲:高田弘
春日八郎、三橋美智也らの歌が大好きで、趣味と実益を兼ね、自ら経営する京都祇園のスナックで猛特訓した歌声で75年上京、77年キングから本作でデビューした京都市出身の24才。本名・加藤忠雄。キャッチフレーズは演歌のスーパースター。この年レコ大新人賞候補にも選ばれたが、女性問題による二度の失踪騒ぎで翌年芸能界を引退。2009年ゴールデンミュージック(バーニング系)の後輩・香田晋もカバーした曲。
385 1977/06/10 荒木由美子 渚でクロス 56 4.4 作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:馬飼野康二
76年「第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で審査員特別賞に選ばれ(グランプリは榊原郁恵)、翌年この曲でデビューした17才の佐賀っ子。79年の主演ドラマ『燃えろアタック』(テレ朝系)はお隣・中国でも大人気。83年湯原昌幸との"トシの差婚"で引退し、夫婦そろって洗剤のCMにも出演。
386 1977/06/25 Char(チャー) 気絶するほど悩ましい 12 21.4 作詞:阿久悠
作曲:梅垣達志
編曲:佐藤準
76年「ネイビーブルー」でデビュー、この2枚目の歌謡路線転向で人気が出たロック系アイドル。コットンハウス所属。中学時代からスタジオミュージシャンで活躍するロック界の重鎮。バックのドラマー"リューベン辻野"(元ジャニーズ)は78年ホリプロから「薔薇の嵐」(56位)でソロデビュー。作詞の阿久悠お気に入りの1曲。
387 1977/06/25 チェルシア・チャン インスピレーション 74 2.0 作詞:有馬三恵子
作曲・編曲:筒美京平
75年『第6回世界歌謡祭』に香港代表で出場し、77年筒美京平プロデュースにより本作でフィリップスから日本デビューした香港生まれの19才。本名・陳秋霞。ニックネームはリトル・チェルシア。キャッチフレーズは"透きとおったさわやかさ"。青山音楽事務所所属。地元香港ではデビュー曲が発売1ヶ月でNo.1になる人気スターだが、"ポスト・アグネス"といわれた日本での活動は1年たらず。81年マレーシアの実業家と結婚引退。
388 1977/07/01 川崎麻世 ラブ・ショック 64 2.9 作詞:石原信一
作曲・編曲:筒美京平
よみうりテレビの素人参加コーナーで西城秀樹のフリマネをしてジャニーズにスカウトされ、本作でデビューした京都生まれ、大阪育ちの14才。平尾昌晃歌謡教室出身。桜田淳子の大ファン。NHKサンデーズやドラマ『ナッキーはつむじ風』の榊原郁恵のボーイフレンド役で人気に。89年ジャニーズ退所後、斉藤由貴や舞台女優との不倫で現在カイヤ夫人と別居中…
389 1977/07/05 遠藤良春 GO!GO!掛布 20 11.0 作詞・作曲:中山大三郎
編曲:若草恵
千葉県の高校を中退し、ガソリンスタンドのバイト先で偶然出会った浜圭介にスカウトされ、74年北野たかしの芸名で大島プロから「星の口笛」でデビューした北海道室蘭市出身の21才。76年NTV系『全日本歌謡選手権』で第41代チャンピオンになり、翌年1月「雪しんしん」でサウンド・ファミリーに移籍して再デビュー。この2ndは阪神の"若トラ"こと掛布選手の応援歌。81年「口紅」で伊吹あきら名義で再々デビュー。
390 1977/07/10 岸本加世子 北風よ 38 4.7 作詞・作曲:荒木一郎
編曲:青木望
お手伝いさん役で出演したデビュー作、TBS系ドラマ『ムー』劇中歌。83年武田久美子もB面でカバーした「花の子ルンルン」フレーバーな爽やかポップス。静岡県島田市出身の16才。事務所は芸映。樹木希林とのフジカラーのCMなど"ひょうきんキャラ"でブレイクし、80年代に出したヌード写真集の貧乳っぷりも話題に。現在は女優がメイン。83年NTV系ドラマ『源さん』の主題歌「心が…」(33位)もなかなかの佳曲。
391 1977/07/10 アグネス・ラム 雨あがりのダウン・タウン 79 0.8 作詞:山川啓介
作曲:弾厚作(加山雄三)
編曲:森岡賢一郎
資生堂のCMでデビュー、75年初代クラリオンガールに選ばれ、愛らしい顔とグラマラスなボディで人気が出たハワイ生まれの元祖グラドル。パパは中国人、ママはアイリッシュ系。事務所はナベプロ。特技は日本舞踊で西川流の名取り。たどたどしい日本語で歌った本作で歌手デビュー。加山雄三が光進丸の上で作った曲。浜口庫之助がJACK名義で唄った76年「アグネス・ラム讃歌」という曲も。
392 1977/08/01 ナンシー久美 夢見るナンシー 94 0.2 作詞:千家和也
作曲:菊池俊輔
編曲:高田弘
76年全日本女子プロレスに入門し、"女子プロレス界の山口百恵"のキャッチフレーズで歌手デビューした人気アイドルレスラー。本名・金子久美子。横浜出身の16才。ビクトリア富士美とタッグを組んだゴールデン・ペアでも78年「ソーダ水のむこうに」などシングル2枚リリース。ジャッキー佐藤を看取ったり、あのダンプ松本をイジメていたコトでも有名。
393 1977/08/05 ロウィナ・コルテス あのね 62 3.5 作詞・作曲:谷山浩子
編曲:ボブ佐久間
76年『第7回世界歌謡祭』アイドル賞を獲得、翌年4月「小さなマリリン」で東芝EMIから日本デビューした香港出身の14才。愛称ローウィン。ヤマハ所属。クリスチャンネームはエレン。香港の音楽一家に生まれたフィリピン人で9人兄妹の8番目。5才で香港のスカウト番組で優勝し、香港ではすでにLP20万枚のヒットをとばす人気スター。"アグネス・ラム"チックなこの2ndが初ヒット。
394 1977/08/20 志賀 勝 螢籠(ほたるかご) 94 0.5 作詞:喜多條忠
作曲:荒木とよひさ
編曲:丸山雅仁
川谷拓三、室田日出男に次ぐ東映「ピラニア軍団」第三の男。64年入社当時、大川橋蔵や萬屋錦之介に対抗して主役を得ようと二重マブタの整形手術に失敗、78年『欽ドン』でコワモテのユニークなキャラで人気爆発。パパは悪役スターの加賀邦男。事務所は東映→田中プロ。82年有線でヒットした「道」(89位)で日本有線大賞奨励賞を受賞。2020年拡張型心筋症により他界。
395 1977/09/05 十朱幸代 セイタカアワダチ草 95 0.4 作詞:吉岡治
作曲:岸本健介
編曲:高田弘
58年NHKドラマ『バス通り裏』でデビューした売れっ子女優。小橋事務所所属。パパは俳優の十朱久雄。松坂慶子と不倫した「青春サイクリング」の小坂一也は元ダンナ(未入籍)。89年フォーカスされた西城秀樹は元カレ。朝のラジオ『十朱幸代のいってらっしゃい』や『タイガー炊飯ジャー』のCMもおなじみ。本作は61年小坂と吹き込んだデビュー曲「青春の並木道」以来16年ぶりのシングル。
396 1977/09/21 舘 ひろしとセクシー・ダイナマイツ 朝まで踊ろう 61 5.1 作詞:たちひろし
作曲:長戸大幸
編曲:Alan Moore
西城秀樹、五十嵐じゅん、ゴールデン・ハーフやB・B・Sを発掘した上条英男にスカウトされた元クールスの初代ボーカル。77年グループを脱退し「ロックン・ロール・ライダー」でキングからソロデビュー。この2ndが初ヒットした名古屋出身の27才。本人が社長のグリス・ブラザース所属。のち石原プロに移籍し、84年「泣かないで」がTOP10入り。バックのセクシー・ダイナマイツにギタリスト北島健二がいた。92年Mi-Keがカバーしてリバイバルヒット。
397 1977/10/05 北原由紀 嘘でもいいから 67 4.3 作詞:悠木圭子
作曲:鈴木淳
編曲:馬場良(佐伯亮)
清水クーコ、ホーン・ユキもいたナベプロのアイドルグループ「ザ・シュークリーム」のイッコ。本名・谷上いく子。68年世界10代の女王・準ミス日本。73年解散した翌年、南麻衣子の名で「泣いてる女」でソロデビュー。77年この演歌で再デビューし、81年「かしこい女じゃないけれど」(43位)がロングヒット。8人兄妹の末っ子。事務所はビクター芸能→三船プロ→田中プロ(倒産したアクターズプロの前身)。
398 1977/10/21 ギャル 薔薇とピストル 53 4.0 作詞:阿久悠
作曲:川口真
編曲:馬飼野康二
ポスト・キャンディーズとして、スリー・ディグリーズ路線でデビューした『スタ誕』出身の黒木真由美(マミ)、石江理世(ミチヨ)、目黒ひとみ(ヒー)による小沢音楽事務所のアイドルトリオ。3人とも元ソロでデビューしたがパッとせず、76年暮れに結成の話がもち上がり、キングから本作で再デビュー。78年ミチヨが脱退、アキこと中世古明代(のちベティ&ペティ改めキャンティ)が加入したが79年解散。
399 1977/11/05 冠 二郎 旅の終りに 19 11.0 作詞:立原岬(五木寛之)
作曲:菊池俊輔
編曲:竹村次郎
67年「命ひとつ」でデビューし、本作でブレイクした埼玉県秩父市生まれの28才(実は33才)。本名・堀口義弘。事務所は太陽プロ→井上ひろしもいた扇プロ。ドラマ『海峡物語』で歌手のタマゴ扮する江藤潤が唄っていた劇中歌だがレコード化の要望が殺到し、吹き替えをしていた彼や遠藤良春、朱鷺あかりらと競作に。91年「酒場」(48位)で紅白初出場。長らく独身だったが31才年下の女性と2016年結婚。心臓病や糖尿病などを患い24年他界。
400 1977/11/20 中山恵美子 北国は寒いだろう 73 1.7 作詞・作曲:鈴木道明
編曲:高田弘
TBSラジオ『エミ子の長いつきあい』(山野楽器提供)でおなじみの人気DJ。10才からTVやラジオに出はじめ、72年「白い波をのこして」で英亜里のフラワーオフィスから歌手デビュー。74年の3rdシングル「長いつきあい」が番組テーマ。82年一風堂の見岳章と結婚引退し、8年続いた長寿番組も惜しまれつつ終了。山野音楽興業所属。
401 1977/11/25 小松政夫・スージー白鳥 しらけ鳥音頭 78 1.4 作詞・作曲:しらけ鳥宴会団
編曲:宮川泰
テレ朝系『みごろ!たべごろ!笑いごろ!!』のコントで小松政夫(植木等の元付き人)が唄って大流行したコミックソング。原曲は73年ニッチモ&サッチモの「しらけ鳥」。これをフォーク歌手の友川かずきがマイナー調にアレンジ、当初B面で発売。69年ヒットしたザ・キャラクターズ「港町シャンソン」にも似ている。スージー白鳥(スーザン・ノザキ)は71年「おんなの時間」でデビューしたナベプロのハーフ歌手。
402 1977/12/05 すいかずら 忍冬(すいかずら) 59 3.7 作詞:夏山登
作曲:国本卓明
編曲:橋本允
77年9月『第1回大阪大衆音楽祭・歌曲コンテスト』でグランプリに輝き、本作でトリオからデビューした国本卓明(岡山県出身)と木場英志(鹿児島県出身)のフォークデュオ。二人とも大阪学院大学の3年生。互いにフォーク好きとわかって1年生のとき意気投合して曲作りを始め、人前で歌ったのはこのコンテストが初めて。プロダクションは関西の大衆音楽振興会。
403 1977/12/21 佐川満男・永田カツコ かんにんしてや 35 6.5 作詞・作曲:中村泰士
編曲:高田弘
76年伊東ゆかりと離婚して一時引退していた佐川満男と永田克子のデュエット。作者・中村泰士が77年6月リサイタルで発表した浪花男と東女の掛け合いソング。これに惚れ込んだ親友の佐川が大阪・北新地で経営するサパークラブで、店の専属歌手の永田と歌っていたのが評判になり本作でカムバック。永田(本名・長田克子)は65年大阪の労音の新人コンテストに入賞、翌年東芝から「じゃあネ……バイバイ」でデビューした元ナベプロ歌手。
404 1977/12/21 阿部敏郎 あせるぜ 60 3.0 作詞・作曲:阿部敏郎
編曲:川上了
73年第6回ポプコンに出場し、74年エレックから青い三角定規の岩久茂(クモ)と結成した"くもと空"でデビューしたが解散、77年ポリドールから「夏」でソロデビューした静岡県浜松市出身の24才。事務所はマッドキャップ→サンミュージック。TBS『ぎんざNOW』の司会や俳優、作曲家と幅広く活躍したが、84年引退し音楽プロデューサーに。最近はスピ関係でも有名。自身の体験をもとに作った自虐的コミックソング。
1978(S53)年
403 1978/01/10 岩城徳栄
(いわきとくえ)
ダウン・タウン・ベイビー 70 2.6 作詞:千家和也
作曲:長戸大幸
編曲:馬飼野俊一
歌の勉強のために上京し、77年1月「スタ誕」第19回決戦大会に合格、キングから本作でデビューした石川県輪島生まれの17才。3年半出演したテレ朝系『笑アップ歌謡大作戦』の"アホのピーコ"で有名な元祖バラドル。キャッチフレーズは"まかりでました噂の妹"。"ピー子"はピーピーうるさく騒ぐので付いたアダ名。パパは新劇役者。事務所は北村優子、ロコとエッコ、紅屋おかめ(山田太郎の嫁)、新田純一もいた新栄プロ。ハスキーなヤサグレ感もカッコイイ♪
404 1978/01/21 西村まゆ子 天使の爪 67 2.1 作詞:喜多條忠
作曲:三木たかし
編曲:若草恵
77年「第2回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で優勝し、この曲でCBSソニーからデビューした熊本県生まれの17才。本名・西村真優美。堀越学園高校の2年生。キャッチフレーズは"ソニーの南十字星"。高校時代は卓球と陸上の選手。歌唱力には定評があったが、新人賞レース目前の78年7月素行不良でホリプロを突然解雇。その後帰郷し三児の母に。
405 1978/01/25 天馬ルミ子 教えてください、神様 83 2.6 作詞:杉山政美
作曲・編曲:都倉俊一
超ミニで唄っていた横浜生まれの13才。本名・天間舘ルミ子。3才から劇団ひまわりと日舞(藤間流)、小4から平尾昌晃歌謡教室、さらに日本テレビ音楽学院に入学し、NHKサンデーズを経て本作でデビューした英才教育児。キャッチフレーズは「あなたのキューティ・ペガサス」。事務所はピンク・レディーの解散余波で倒産したT&Cミュージック。その後結婚し、画廊喫茶や美容教室を経営。
406 1978/02/01 渋谷哲平 朝日に向って 56 3.8 作詞:伊藤アキラ
作曲・編曲:都倉俊一
77年4月石野真子も出場した「第20回スタ誕決戦大会」でグランドチャンピオンに輝き、コロムビアから本作でデビューした横浜生まれの16才。本名・渋谷恵紀。激しいステップで唄った3枚目「Deep」(52位)でレコ大新人賞に。太川陽介、佐藤祐介、長谷川ゆき、ポップコーンもいたサンミュージック所属。79年ピンク・レディーとの競作「ヤング・セーラーマン」(38位)はヴィレッジ・ピープルのカバー。本人もサンデーズで出演した『レッツゴーヤング』のバックダンサーと結婚し、現在は俳優業中心。
407 1978/02/05 大場久美子 大人になれば 66 2.4 作詞・作曲:浜口庫之助
編曲:萩田光雄
74年NET系ドラマ『愛の山河』で藤田まことの娘役でデビューした東京宝映の元子役。75年6月NET系「あなたをスターに!」の第2回グランドチャンピオンで審査員特別賞になり、77年「あこがれ」で歌手デビューしたクーミン。"一億人の妹"のキャッチフレーズで、翌年ドラマ『コメットさん』で人気バクハツ、2年連続ブロマイド売上No.1に。川口生まれでパパは鋳物の卸商。79年葉山マリーナで歌手廃業宣言したあと自宅全焼や事務所(ボンド)倒産、自己破産、パニック障害と…なにかと不運続き。
408 1978/02/05 レイジー 赤頭巾ちゃん御用心 32 5.9 作詞:杉山政美
作曲・編曲:都倉俊一
77年かまやつひろしプロデュース「Hey! I Love You!」でデビューし、BCR路線にイメチェンしたこの3枚目でブレイク。全員大阪出身。事務所はNHKサンデーズのフラッシュ(元祖・少年隊?)もいた芸映系のトライアングル。バンド名はディープ・パープルの曲名からとった。ミッシェルこと影山ヒロノブは解散後『ドラゴンボールZ』などアニソンシンガーに。スージーとデイビー(故人)はラウドネスを結成し世界的に活躍。キーボードのポッキー人気も凄かった。
409 1978/02/10 団 しん也とパロディー・シスターズ ロック・トンデレラ 〜買ってから聴くか! 聴いてから買うか!〜 74 1.6 作詞:三木トリロー・仲畑貴志・藤公之介・沼上満雄・吉田博昭・石丸淳一ほか
作曲:三木トリロー・桜井順・都倉俊一・あかのたちお・小林亜星ほか
編曲:葵まさひこ
NHK『レッツゴーヤング』や『今夜は最高』でおなじみの人気タレント。本名・五十貝勝。群馬県富岡市出身。66年「あいつにゃあいつの夢がある」でポリドールからデビューした古賀政男の内弟子。歌の合間にシャレでやってたモノマネがうけコメディアンに。事務所は宮尾すすむ、ガッツ石松、東京ぼん太、ばってん荒川、アキ竹城もいた三幸芸能。当時流行したコマソン44曲メドレーで、コーラスは元ウッドペッカーの藤本房子(コマソン女王の一人)ら。
410 1978/02/25 伊勢功一 泣くな!テンポイント -涙で蹄を濡らすな- 62 1.6 作詞:藤公之介
作曲・編曲:山口順一郎
関西大在学中にハワイアンバンドを結成し、68年中川浩夫とアンジェラスのリードボーカルでデビュー。72年から大阪・キタのクラブ「アロー・ベラミ」の専属歌手となり、73年キングから「愛ある限り」でソロデビューした神戸出身の36才。同年ポプコンで「さすらいの美学」がグランプリに。本名・伊勢功一郎。昭和プロ所属。78年他界した名馬テンポイントの応援歌。
411 1978/02/25 かたせ梨乃&カツヤクキン ムキムキマンのエンゼル体操 66 1.5 作詞:景山民夫
作曲・編曲:小坂忠
高校生のときスカウトされモデルデビュー。ドラマ『大江戸捜査網』や映画『極道の妻たち』で女優に転向したバスト92の巨乳タレント。東京生まれの20才。本名・杉田典子。当時大学2年生。スペースクラフト所属。テレ朝系『出没!!おもしろMAP』でムキムキマンが躍っていた曲で、詞は放送作家の景山民夫、曲はフォーク歌手の小坂忠、バックのピアノはデビュー前の佐野元春。冒頭のセリフは番組MCの清水国明&クーコ夫妻。
412 1978/03/13 竹下景子 結婚してもいいですか 26 7.4 作詞:中里綴
作曲:仲村ゆうじ
編曲:馬飼野俊一
69年NHKドラマ『中学生群像』でデビュー。74年NHK『ふりむくな鶴吉』、大橋巨泉の『クイズダービー』、『北の国から』など清楚なイメージで花嫁候補No.1だった東京女子大文理学部出身の美人女優。事務所は勝野洋、織田あきら、北原由紀、川口裕子もいた三船プロ。このデビュー曲から6年後、10年交際していた15才年上のカメラマンと結婚。84年「ケイスケ」という曲も出したほどの桑田佳祐ファン。
413 1978/03/25 石野真子 狼なんか怖くない 17 10.4 作詞:阿久悠
作曲:吉田拓郎
編曲:鈴木茂
高田みづえに次いでバーニングからデビューしたスタ誕アイドル。八重歯がチャームポイント。NTV系『紅白歌のベストテン』で榊原郁恵、大場久美子と3人娘で活躍。同期の天馬ルミ子、畑中葉子、ラブリーズ、幸松美恵子、小川未知、西かおりもいた平尾昌晃歌謡教室出身。長渕剛、広岡瞬は元亭主。高倉健とも付き合っていた。85年歌手デビューした『だいじょぶだぁ』の石野陽子は実妹。
414 1978/03/25 絵夢(えむ) 熱愛者 54 2.2 作詞:阿久悠
作曲・編曲:小林亜星
とんぼちゃんも出場したニッポン放送主催『'74全国フォーク音楽祭』全国大会で高2の時にスカウトされ、75年キャニオン(アードバーク)から「傷心」でデビューした長野市出身のシンガーソングライター。"女・陽水"とよばれ、77年セミヌードを披露した映画『日本の首領(ドン)』も話題に。本名・大日方敏子。事務所はマギー・メイもいたマグ・シティ・ミュージック→クリエートプロ。かなりの酒豪家。菅原文太主演映画『犬笛』主題歌。
415 1978/03/25 石原 祐
(いしはらゆう)
薄荷煙草 60 2.8 作詞:阿久悠
作曲:大野克夫
編曲:船山基紀
高1で「東京ボンバーズ」のテスト生になりモデルやクラブ歌手で活躍、大阪で弾き語りをしているのをディレクターにスカウトされ、本作でRCAからデビューした東京生まれの20才(実は23才)。本名・石原美乃。事務所は小沢音楽事務所→篠塚満由美もいたサミット企画。ボーイッシュな魅力で"女ジュリー"とよばれたが81年シャブで逮捕。のち石原侑佳でカムバック。同系アイドルに森田日記や「失恋専科」の速水アキラ、ホリプロの大沢逸美など。95年坂本冬美もカバー。
416 1978/04/01 島 かおり 63 3.2 作詞:佐藤純弥
作曲・編曲:菊池俊輔
TBS系ドラマ『Gメン'75』EDテーマ。少女雑誌モデルから60年映画『紺碧の空遠く』でデビューした元松竹女優。TBSの昼メロやCMタレントで人気が出て、68年ミノルフォンから「気にしないで」で歌手デビューした大阪・和泉市生まれの31才。本名・不破隆子。特技は日舞。当時はナオプロ所属。現在もおばあちゃん役でドラマや映画で活躍。
417 1978/04/05 宮内 淳 夕焼けの街 81 0.8 作詞:東海林良
作曲:徳久広司
編曲:竜崎孝路
75年NTV系『太陽にほえろ!』のカッコいい"ボン刑事役"でデビューした文学座出身の若手俳優。このデビュー曲はその挿入歌。愛媛県松山市生まれの27才。本名・宮内博史。田村企画所属。藤谷美和子や北村優子も出ていたNTV系『あさひが丘の大統領』の教師役、勝野洋との初代リポビタンD「ファイト一発!」CMもおなじみ。2020年直腸ガンで他界。
418 1978/04/20 豊田 清 青春PART1(パートワン) 57 2.8 作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
編曲:萩田光雄
77年10月「スタ誕」第22回決戦大会(大橋恵里子も出場)でグランドチャンピオンになり、東芝EMIから本作でデビューした芸映の大型新人。徳島県阿南市出身の18才。キャッチフレーズは"18才いま、青春の第一小節を歌う"。79年のTBS系ドラマ『道』挿入歌「戦士の出発」などシングル5枚出して引退し、地元でプロボウラーに。
419 1978/04/21 トライアングル トライアングル・ラブレター 28 7.0 作詞:島武実
作曲・編曲:穂口雄右
77年10月TBS『8時だョ!全員集合』のレギュラーに抜擢され、"キャンディーズJr."から改名してCBSソニーから本作でデビューしたミッチ、クーコ、マミのナベプロのアイドルトリオ。名づけ親キャンディーズの妹分。79年脱退したクーコに代わり、オーディションで選ばれたアキ(脚本家・君島良一の嫁)が加入するも81年解散。ミッチ(森光子)は小森みちこ名義で人気ポルノ女優に転身!
420 1978/04/21 キャンディ・レイ 初恋のメルヘン 83 0.8 作詞:橋本淳
作曲・編曲:あかのたちお
台湾TVの歌手のジュニア部門で優勝してスカウト、キングから"そよ風の妖精"のキャッチフレーズでデビューした台湾・台北市生まれの17才。本名・周麗娟(ツォ・リー・チュアン)。パパは建築設計士。お姉さんは女優経験もある美人姉妹。キング宣伝所属。シングル2枚出したが故国に戻り、周思潔の芸名で歌手として活躍。のちに詐欺や会社の火災で約1億ドルの借金を背負ったが完済した。
421 1978/04/25 小林泉美&フライングミミバンド マイ・ビーチ・サンバ '78 79 1.3 作詞・作曲・編曲:小林泉美 16〜17才ごろから横浜や座間の米軍キャンプを回り、アソカというバンドで「イースト・ウエスト76」でグランプリに輝き、77年「マイ・ビーチ・サンバ」でCBSソニーからソロデビュー。翌年フィリップスに移籍し本作で再デビューした千葉県船橋市出身の21才。作詞、作曲、アレンジ、キーボードもこなすスーパーレディ。通称ミミ。事務所は中原理恵や一風堂もいたドライブ音楽出版→キティ・アーティスト。80年代は『うる星やつら』などアニソン作家で大活躍!
422 1978/04/25 早川由貴 乱気流 87 0.7 作詞:竜真知子
作曲:佐藤健
編曲:萩田光雄
3才からピアノを始め、中原ゆかりの芸名で75年「小さなお願い」でデビュー。本名・中原秀子(愛称デコ)。"RCAのカレンダーガール"のキャッチフレーズで浅野ゆう子、長良いづみと"花の15才三人娘"で売り出したがダメで、78年本作でキャニオンから再デビューした岡山県倉敷市出身の17才。日大鶴ヶ丘高校の2年生。趣味はレザークラフト。事務所はアパッチ、吉田真梨、ジョン&勘八もいたCTS企画。
423 1978/05/01 萩本欽一・真屋順子 妻は夫をいたわりつ/欽一・順子の子守唄 52 2.9 作詞:永六輔
作曲・編曲:中村八大(A・B面とも)
テレ朝系『欽どこ』で夫婦コントを演じた萩本欽一と真屋順子のコミックソング。真屋は朝鮮・釜山生まれの大分県育ち、65年NHK朝のテレビ小説『たまゆら』のきり子役や昼メロのヒロインなどカゲのある役で注目された劇団「雲」出身女優。78年大場久美子の『コメットさん』のお母さん役もおなじみ。ちなみにジャケの人形は初代・見栄晴くん。
424 1978/05/01 クリッパー あいつのストリート 80 1.2 作詞:伊藤アキラ
作曲・編曲:都倉俊一
フィリピンからやって来たお姉さんのダイアナとデニス、ノエル、ウォーレン(リードボーカル)、ジョンジョンの少年4人による姉弟グループ。事務所は千昌夫、北公次、みずきあい、マーガレット・ポーもいた第一プロ。地元マニラではすでに有名。ジャニーズのリトル・ギャング、バーニングのクリケッツと同じフィンガー5フォロワー。78年ウィンズ名義で都倉俊一がセルフカバーした「BOY」(86位)などシングル4枚出して79年帰国。彼ら出演の「日清焼そばUFO」CMソング。
425 1978/05/05 パル 空は七つの恋の色 76 3.2 作詞:荻野慶人
作曲:青山八郎
編曲:河野土洋
75年サンミュージックから「街灯り」でソロでデビューした尾関裕司と元オレンジ・ペコの船橋孝樹、原田博喜による3人グループ。この同名ドラマ主題歌でデビュー。ヴァーグ・エンタープライズ所属。79年千昌夫の第一プロに移籍し、メンバーを入れ替え「夜明けのマイウェイ」(18位)が大ヒット。脱退した尾関は79年弟の昌也とホリプロの兄弟デュオ"eyes"で再デビューしたあと作曲家に。
426 1978/05/25 田中正吾 トラブル 57 2.0 作詞:葵ゆうじ
作曲:岩久茂
編曲:戸塚修
73年役者をめざし高校卒業と同時に上京、劇団に入ってライブハウスで弾き語りしていたのを放送局のプロデューサーに認められ、ビクターから本作でデビューした愛媛県松山出身の21才(実は23才)。松山商業高校時代は国体にも出場した軟式野球部のエースで巨人の西本聖投手は同窓生。作曲は元青い三角定規のクモ。2nd「ギブ・アップ」で流行りのディスコ路線に。アルト企画所属。79年草間正吾に改名して俳優に転向後、実業家に転向し現在はビルメンテナンス会社を経営。
427 1978/05/25 秋川淳子 南南西 73 1.6 作詞:麻生香太郎
作曲:あすなろ
編曲:馬飼野康二
小3から近所の賀川歌謡教室に通い、小5のとき同じレッスン生の石川さゆりと「ちびっ子のど自慢」に出場。テイチクから本作でデビューした神奈川県相模原市出身の16才。都立代々木高校2年生。本名・秋元淳子。柏原芳恵、松居直美もいたバーニング系のゴールデンミュージック所属。キャッチフレーズは"フレッシュ・ジャンプ16歳"。エクボがチャームポイント。西城秀樹の大ファン。90年島崎和歌子もカバーした佳曲だが、元歌は77年高田みづえのアルバム曲。
428 1978/05/25 星 和也 愛の町恋の町 85 1.9 作詞・作曲:石坂まさを
編曲:竜崎孝路
石坂まさを歌謡学院の鹿児島オーディションに合格して76年上京、RVCからこのリズム演歌でデビューした17才の九州男児。本名・山下和哉。目標は同郷の森進一。石坂が創業したオフィス・アドベンチャー所属。ひとりっ子でパパは教師、ママは美容師。剣道初段。趣味はモトクロス。特技は小学4年から始めたトランペット。札幌から長崎までめぐる全国ご当地ソング。
429 1978/06/21 水越けいこ しあわせを ありがとう 72 2.2 作詞・作曲:伊藤薫
編曲:佐藤準
74年『スタ誕』決戦大会(岩崎宏美がチャンピオン)で不合格だったが、翌年サンミュージックからフォークデュオ「姫だるま」でデビューしたNM系アイドル。77年TBS系『8時の空』の"歌と天気予報のお姉さん"で注目され、「めぐり逢いすれ違い」(27位)、「ほほにキスして」(33位)などがスマッシュヒット。LPは2枚TOP10入り。元バンドマンと86年結婚したが、ダウン症の息子を残して亭主が蒸発…
430 1978/06/21 ラブリーズ 紅すずらんの伝説 74 1.6 作詞:茜まさお
作曲:平尾昌晃
編曲:馬飼野康二
CBSソニーから本作でデビューした名古屋出身のヨッコ(伊原好恵、18才)と横浜出身のメグ(青木房恵、15才)のアイドル・デュオ。平尾昌晃歌謡教室の名古屋校と東京校出身で、メグはもともと女子プロ志望の高校1年だがすでに故人。アオイスタジオ、尾木プロ所属。ロシア民謡「すずらん」の曲調に北海道・支笏湖に群生する紅すずらんの物語をモチーフに作られた地元の観光宣伝とのタイアップ。片方はのちに清水美帆でカムバック。
431 1978/06/25 金井夕子 パステル ラヴ 35 5.7 作詞・作曲:尾崎亜美
編曲:船山基紀
札幌出身の19才。いわゆるニューミュージック系アイドルのハシリ。スタ誕出身で歌もウマいがアイドル性に欠けていた…。87年松本典子もカバーしたこのデビュー曲、その後のアイドル・ポップスのルーツかも。2nd「ジャスト フィーリング」(25位)もキャッチーな佳曲。引退後は作詞家となり、二度の離婚を経て現在はヨガ講師。ちなみに、中3のときにもスタ誕を受けスカウトされている。
432 1978/06/25 スロッグ 愛は血の涙 62 1.1 作詞:清野明子
作曲・編曲:島良二
フィリップス(フォノグラム)から本作でデビューした5人組バンド。西城秀樹、小山ルミ、川島なお美らを発掘した上条英男が作ったグループ。アール・シー・エイ・プロダクション東京所属。メンバーは3オクターブの声域をもつボーカルの本宮児海(ジミー)、内村金成(金ちゃん)、元パープル・シャドウズの剣正人(ケン)、今井智(クッパ)、リーダーの島良二(シマちゃん)の5人。キャッチフレーズはビューティフル・パワー。
433 1978/07/05 惣領智子 終わりのない歌 21 11.6 作詞:及川恒平
作曲・編曲:惣領泰則
小学生からピアノを始め、71年国立音大を中退して渡米、元ダンナの惣領泰則(元ヤング101)と"ブラウン・ライス"のメンバーとしてアメリカMGMからレコードを出して活躍し、帰国後の76年ソロデビューしたシンガーソングライター。本名・吉原智子。目標はポール・ウィリアムス。マッドキャップ所属。91年「あせるぜ」の阿部敏郎と再婚。TBS系ドラマ『愛がわたしを』主題歌で詞は元六文銭の及川恒平。
434 1978/07/21 ザ・ハンダース ハンダースの想い出の渚 22 9.1 作詞:鳥塚繁樹
作曲:加瀬邦彦
編曲:森岡賢一郎
75年TBS『ぎんざNOW!』の"素人コメディアン道場"から生まれた清水アキラ率いる5人組お笑いグループ。ナベプロ系の映像企画所属。66年ワイルド・ワンズのデビュー曲の替え歌で、歌はほぼ清水のソロとナレーションのアゴイサム。「小山ゆうえんち」の桜金造とアゴは81年アゴ&キンゾーを組んで「ロック・ザ・権造」で歌手デビュー。アパッチけん(中本賢)は映画『釣りバカ日誌』のハチ役でおなじみ。
435 1978/07/25 桂木 文
(かつらぎあや)
短篇小説 57 3.2 作詞・作曲:さだまさし
編曲:渡辺俊幸
高2のとき郷里の名古屋でスカウトされ、TBS系ドラマ『ムー一族』で郷ひろみの恋人役に4万700人の中から選ばれた17才のラッキーガール(次点が白石まるみ)。その劇中でギター片手に唄っていたデビュー曲。本名・蟹江文。名古屋の洋食屋の娘。事務所は井上順、狩人、千葉まなみ、稲垣潤一もいたオー・エンタープライズ。80年人気ドラマ『翔んだカップル』や『ただいま放課後』に出演後、ヌード写真集を出して話題に。
436 1978/08/10 リューベン 薔薇の嵐 56 3.4 作詞:三浦徳子
作曲:森雪之丞
編曲:船山基紀
加瀬邦彦にスカウトされナベプロで伊丹幸雄のバックバンドなどをやったあと、76年チャーの率いるバンド"チャー"のドラマーに。ボーカルのチャーが別のバンドとやることになり、独り立ちして本作でNAVレコードからソロデビュー。福岡県博多生まれ、東京育ちの23才。事務所はホリプロ。本名は聖書からとった辻野リューベン、パパは英国人の翻訳家、兄はギタリストのデビー辻野。A面は別のドラマーだがB面は本人のドラム。
437 1978/08/25 ティナ LET ME LOVE YOU 90 0.7 作詞:ビル・クラッチフィールド
作曲・編曲:惣領泰則
F1映画『ポール・ポジション』のサントラ。惣領智子(25)が同じ"ブラウン・ライス"のメンバー日系3世の高橋真理子(24)をアメリカから呼び寄せて組んだ女性デュオ。"ザ・ピーナッツをしのぐ歌唱力"と評されたツインボーカルが魅力。とんぼちゃん、及川恒平、矢沢永吉、芹沢廣(芹澤廣明)、西岡恭蔵もいたマッドキャップ所属。79年岸田智史を有名にしたTBS系『愛と喝采と』主題歌「もうひとつの心」(55位)もおなじみ。
438 1978/10/01 原田 潤 ぼくの先生はフィーバー 20 9.8 作詞:橋本淳
作曲:平尾昌晃
編曲:若草恵
77年12月名古屋の大須に開校した平尾昌晃タレント・ミュージックスクールの一期生。平尾の推薦でこのNTV系ドラマ『熱中時代』(水谷豊主演)の主題歌でデビューした愛知県岩倉市生まれの9才(小3)。事務所はファミリープロ。デビュー前のトシちゃんも出ていたNTV系『ミュージックボンボン』のレギュラーやフィンガー5ばりの高音ボイスもスゴかったが2年余りで引退し、現在はトラック運転手に。NTV系『世界一受けたい授業』のテーマとしてもおなじみ。
439 1978/10/05 越 美晴 ラブ・ステップ 33 7.8 作詞・作曲:越美晴
編曲:矢野誠
フジ系『君こそスターだ!』で第23代グランドチャンピオンになり、本作でデビューした平尾昌晃歌謡教室出身の18才。「帰っちまえ!」のものえ和恵(スタ誕出身)、草間ルミ、ギャートルズもいたエコープロ所属。NHKサンデーズでも活躍し、自作自演でピアノの弾き語りもカッコよかった。のちにテクノに目覚め、恋人(?)細野晴臣とともに活動。パパは読売交響楽団のファゴット奏者、ママは元声楽家という音楽一家。デビュー前、なかにし礼主演のポルノ映画で脱いでいる。
440 1978/10/05 VIP(ビップ) 青春にかけろ! 96 0.4 作詞:竜真知子(原案:吉田千春)
作曲・編曲:馬飼野康二
TVアニメ『新・エースをねらえ!』主題歌。河村信子、吉本和子の女性2人と元JJS(板野俊雄、林正明、畠山昌久)の3人によるジャニーズでは珍しい男女混合グループ。アバのようなコーラスを目指し、78年7月キングから「南十字星」でデビュー。80年河村と板野の男女デュオに衣替えし、映画主題歌1枚をリリースして自然消滅。
441 1978/10/21 本間由里 悲雪
(ひせつ)
85 1.5 作詞・作曲:甲斐完治
編曲:戸塚修
ポプコン出身のスズメの合唱団(ヤマハボーカル教室に通う札幌の高校生11人グループ)の元リードボーカル。解散後もポプコンの常連となり、78年「青春道中哀歌」でミノルフォンからソロデビューした北海道利尻島出身、20才の女子大生。独特の歌声と歌唱力でこの2ndが一発ヒット。ダンナは売れっ子アレンジャーの川村栄二。
442 1978/10/25 原 あつこ 燃える想い 36 8.3 作詞:望田市郎
作曲:三木たかし
編曲:高田弘
中学の頃から谷村新司と交流があり、高校を卒業して上京、知人のファッション・ブティックで働きながらクニ河内に師事、75年沢村敦子の名でエレックから「あなたは夢」でデビュー。レコード会社が倒産し本作で再デビューした大阪・帝塚山の時計商の娘。本名・釘沢敦子。事務所は波純子、森岡あきらもいたMK企画→バーニング系の小菅事務所。グラビアでも活躍したが引退して料理研究家に。真野響子出演の舶来ウイスキー「カティーサーク」のコマソン。
443 1978/11/01 三浦友和 ほほえみの扉/ふりむけば愛 11 17.1 作詞:来生えつこ
作曲:来生たかお
編曲:松任谷正隆
映画『伊豆の踊子』、TBS"赤い"シリーズなど山口百恵とのコンビで人気が出た山梨県塩山市生まれの二枚目俳優。77年アルバム「赤頭巾ちゃん秘密だよ」(1位)で歌手デビューし、恋人宣言したモモエちゃんと80年結婚。佐藤浩市もいたテアトル・ドゥ・ポッシュ所属。忌野清志郎は高校の同級生。長男は歌手の三浦祐太朗。名づけ親は宇津井健。75年「新宿二丁目曲り角」でデビューした牧陽子(三浦弘子)は実姉。
444 1978/11/01 KAY(ケイ) 汚れた英雄 96 0.5 作詞:伊藤アキラ
作曲:浜田金吾
編曲:戸塚修
徳間音工からこの大藪春彦原作の小説『汚れた英雄』のイメージソングでデビューした英ロンドン生まれの女性ジャズシンガー。本名・中川加代子。年齢不詳。名付け親はマックス・ローチ。森田童子、夏水りせ、スピード・ウェイ(TMネットワークの前身)もいた小沢音楽事務所傘下のジュン&ケイ(J&K)所属。
1979(S54)年
445 1979/01/05 能瀬慶子 アテンション・プリーズ 62 2.6 作詞:喜多条忠(喜多條忠)
作曲:浜田省吾
編曲:船山基紀
78年東寿明も出場した『第3回ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリになり、NAVレコードから本作でデビューした都立北高校の1年。4人兄弟の1番上。柴田恭兵とのコンビで主演したTBS系ドラマ『赤い嵐』で記憶喪失の"シノブちゃん"を演じ「私はダレ、ここはドコ?」のセリフが大流行。歌も演技もヘタで1年あまりで引退し、ミュージシャンと83年結婚。永ちゃんの大ファン。同じ事務所のハマショーが書き下ろした秀曲。
446 1979/01/20 柴田恭兵 君だけでいい 69 2.3 作詞:山川啓介
作曲・編曲:大野雄二
本業はミュージカル俳優。日本大学を卒業後、1年間サラリーマンをやり、75年東京キッドブラザーズに参加。ドラマ『大追跡』『姿三四郎』のレギュラーで注目され、本作で東芝EMIから歌手デビューした静岡県出身の27才。86年NTV系『あぶない刑事』で舘ひろしとのコンビが大アタリ! 挿入歌「ランニング・ショット」(7位)もヒット。
447 1979/01/21 倉田まり子 グラジュエイション 49 5.3 作詞:山上路夫
作曲:都倉俊一
編曲:川口真
74年TBS『家族そろって歌合戦』に出場してスカウトされ、NHKサンデーズから本作でデビューした長崎県諫早市出身の18才。3枚目「HOW!ワンダフル」で新人賞を総ナメに。芸名の「倉」は恩師・都倉俊一から。事務所は平浩二、泉ちどり、矢野良子、川島恵、直江喜一、菊地陽子もいたニューバンブー(86年倒産)。84年「投資ジャーナル」スキャンダルで芸能界から姿を消し、現在は就職などのキャリア・カウンセラーに。
448 1979/01/25 桑江知子 私のハートはストップモーション 12 14.9 作詞:竜真知子
作曲:都倉俊一
編曲:萩田光雄
沖縄生まれ、福岡育ちの19才。中2から福岡のナベプロ音楽学院に通い、このポーラ化粧品のコマソンで竹内まりや、倉田まり子をおさえレコ大最優秀新人賞に輝いたが、バックバンドの生田敬太郎(元フォーク歌手)や現場マネージャーとの熱愛でナベプロをクビに。83年ヌード写真集を出してカムバック。90年代はロス・インディオス5代目女性ボーカルに。ちなみに76年スタ誕決戦大会で神田広美とともに合格している。
449 1979/01/25 畑中葉子 ロミオ&ジュリエット'79 81 1.4 作詞:松本隆
作曲:平尾昌晃
編曲:佐藤準
78年師匠の平尾昌晃と「カナダからの手紙」(1位)でデビューした平尾の歌謡教室のレッスン生。八丈島出身の19才。第一プロ所属。79年コンビを解消して本作でソロデビューしたが、翌年「にっかつロマンポルノ」の売れっコ女優に転身し、映画『後から前から』主題歌もスマッシュヒット。82年ビートたけしと唄った「丸の内ストーリー」は放送禁止に。
450 1979/02/01 豊島たづみ とまどいトワイライト 19 14.7 作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:大村雅朗
TBS系ドラマ『たとえば、愛』主題歌。18才で福岡から上京し、桜美林大学中国文学科在学中に「キューピー・マヨネーズ」「花王フェザー・シャンプー」などコマソンを歌いはじめ、77年6月ポリドールから「ひとあしお先に」でデビュー。事務所は朝丘雪路もいたブレイン企画→イベンターオフィス→キティ・アーティスト。ハスキーな低音も魅力。82年を最後に主婦業に専念。
451 1979/02/05 瀬戸龍介 桃源郷(Dream Land) 90 0.7 作詞・作曲・編曲:瀬戸龍介 72年デビューしたロックバンド「イースト」(フォーク歌手・吉川忠英もいたフォークの草分けニュー・フロンティアーズが前身)の元ボーカル。79年のソロデビューアルバム「五六七」(みろく)からのシングルカットで、琵琶や尺八をフューチャーした異色作。仙人のような風貌で「オールナイトニッポン」のDJやユーミン「守ってあげたい」のアコギも担当。パパは外交官で幼い頃から外国暮らし。相良事務所所属。
452 1979/03/21 SHOT GUN(SHOTGUN) 愛は心のフルコース 74 1.7 作詞:阿久悠
作曲:筒美京平
編曲:後藤次利
元サンハウスのドラマー浦田賢一を中心に結成した4人組ロックバンド。メンバー全員福岡生まれの福岡育ち。78年CBSソニーから「蒼ざめた夜」でデビューし、これが2枚目。石野真子も出ていたTBS系ドラマ『熱愛一家・Love』主題歌。全員キャリア10年近いベテランで、地元ではチューリップ、甲斐バンドの先輩格。ふきのとう、高橋忠史、メロディもいた才谷音楽事務所所属。81年解散。
453 1979/04/05 ヒストリー
(HE-STORY)
結婚します 42 6.5 作詞:阿久悠
作曲:筒美京平
編曲:瀬尾一三
小岩正幸、いけたけし(池毅)、菅原ジュン(菅原純)の3人組フォークグループ。TBSの森光子主演ドラマ『熱愛一家・Love』の劇中で唄っていたデビュー曲。豊島たづみもいたイヴェンターオフィス所属。81年解散後、いけは85年アニメ『超獣機神ダンクーガ』のEDテーマ(藤原理恵のB面)でソロデビューし、『おジャ魔女どれみ』などアニソンの売れっコ作曲家に。阿久×筒美コンビのワリにヒットしなかった。
454 1979/04/20 フィーバー 悪魔にくちづけ 93 0.7 作詞:森雪之丞
作曲:佐藤健
編曲:船山基紀
解散したキャンディーズの後ガマとしてテレ朝系『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』やフジ『クイズドレミファドン!』のマスコットガールで活躍した"ポスト・キャンディーズ"の最右翼。劇団青年座の研究生だった北川まゆみ(21才)、CMモデル・子役出身の渡井なおみ(18才)、東京音楽学院広島校で勉強していた岡広いづみ(20才)のナベプロ3人娘。シングル5枚出して81年解散。
455 1979/04/25 BIBI(ビビ) スカイ・ピクニック 62 2.1 作詞:松本隆
作曲・編曲:穂口雄右
2代目バスボンガールから本作で歌手デビューした早坂アキヨと小西直子のデュオ。横浜生まれのアキヨは雑誌『mc Sister』の元モデル。東京出身のナオコは雑誌『ノンノ』の元モデル。モデルのステファニーもいたスペースクラフト所属。ディレクターは元ヴィレッジ・シンガーズの笹井一臣。新人では破格の初回プレス6万枚。アキヨは81年『GORO』で脱いで、92年松田聖子のダンナ神田正輝との7年不倫も話題に…。
456 1979/05/25 井上 望 ルフラン 73 1.7 作詞:山上路夫
作曲・編曲:馬飼野康二
第一プロが畑中葉子、金井夕子に次いで"第二の山口百恵"として売り出したスタ誕アイドル(決戦大会に内田春菊も出場)。福岡県大牟田市出身の16才。これがデビュー曲。2nd「好きだから」でレコ大新人賞に。『おはよう!スパンク』のアニソンもおなじみ。ニックネームはノンちゃん。ダンナはエド山口(モト冬樹の兄)。結婚後はアニソン作家に。
457 1979/06/21 パオ サンセット・キッス 19 8.9 作詞:杉山政美&サビーネ
作曲・編曲:木森敏之
78年「セイ・イエス」で東芝からデビューした元クラリオンガールのサビーネ金子と三浦義和の男女ユニット。サビーネのパパは東京芸大の教授、オーストリア人のママも筑波大や早大の教授という学者一家。グループ名は中国語で宝という意味。事務所はクロード・チアリもいたインターソング。元メンバー間宮貴子は82年キティからソロデビュー。ダイアン・レイン主演映画『リトル・ロマンス』イメージソング。
458 1979/06/21 さとうあき子 ブルー・バタフライ 92 0.4 作詞:松本隆
作曲:筒美京平
編曲:瀬尾一三
この曲でフォーライフからデビューしたNM系アイドル。事務所はバーニング系(小菅音楽事務所→オーロラ)。東京都荒川区生まれの17才。本名・佐藤明子。三人姉妹の末っ子。都立代々木高校の3年生。キャッチフレーズは"オリーブのような女の子"。渡辺桂子が84年カバーした2nd「Good Bye Girl」(吉田拓郎作曲)を出したあと体調を崩し、2年あまりで引退。
459 1979/07/21 前野曜子 蘇える金狼のテーマ 32 5.1 作詞:浅野裕子
作曲:ケーシー・ランキン
編曲:トッシュ
ペドロ&カプリシャスの初代ボーカル。元宝塚・花組出身で東京銀座生まれのお嬢様育ち。69年亀渕友香(ニッポン放送・亀渕昭信の妹)らとリッキー&960ポンドを結成し「ワッハッハ」でデビューした翌年「朝を待たずに」(西丘有里名義)でソロデビュー。72年10月カプリシャスを突然脱退して渡米後、この角川映画『蘇える金狼』の主題歌でカムバックしたがアルコール依存症になり、88年心不全のため40才の若さで逝去。
460 1979/08/01 トミー・スナイダー ザ・マリン・エクスプレス 64 1.6 作詞:奈良橋陽子
作曲・編曲:大野雄二
77年浅野良治に代わってゴダイゴに加入した米国人ドラマー。マサチューセッツ生まれの26才。全編英語詞の本作は24時間テレビ『愛は地球を救う2』で放送された手塚アニメ『海底超特急マリン・エクスプレス』主題歌。サザンの「シュラバ☆ラ☆バンバ」や「奇跡の地球」(桑田佳祐&ミスチル)の英語詞も担当。娘は歌手のSHANTI。
460 1979/08/01 長瀬晴美 風に吹かれて 88 0.7 作詞:荒木とよひさ
作曲・編曲:チト河内
ザ・クーガーズ(自殺したイケメンボーカル出光功は岡田有希子、酒井法子の元マネ)、ブルーインパルスなど様々なGSを渡り歩き、71年「さすらいのギター」(小山ルミらと競作)でソロデビューした函館出身の29才。本名・佐藤純一。旧芸名は長瀬実。事務所は長良事務所系のA&A→OPS。特技はドラムとスキー。79年タイクーンを率いて再デビューしたが2006年没。フジ系ドラマ『江戸の激斗』挿入歌。
461 1979/09/21 横山みゆき 秋止符 20 17.9 作詞:谷村新司
作曲:堀内孝雄
編曲:若草恵
山崎ハコの曲を吹きこんだデモテープのハスキーな声質をアリスの谷村新司が気に入り、本作でデビューした東京生まれの19才。本名・横山美幸。本家アリスとの競作でヒット。事務所は横浜銀蝿のユタカプロ→KTプランニング。MBSラジオ『ヤングタウン』でも活躍していたが、その後グラビア・アイドルに。
462 1979/09/21 根津甚八 ピエロ 58 3.3 作詞・作曲:中島みゆき
編曲:大村雅朗
唐十郎のアングラ劇団"紅テント"の看板スターだった75年フジ系ドラマ『娘たちの四季』のスネた青年役でTVデビューし、翌年「ほたる草」で歌手デビュー。本名・根津透。山梨県都留市生まれの31才。木の実ナナ、シャンソン歌手・金子由香利もいたアトリエ・ダンカン所属。66年バーブ佐竹もヒットさせた津村謙のカバー「上海帰りのリル」(58位)など味のある歌声でヒットも多い。剣道二段の腕前。芸名は真田十勇士から。晩年うつ病を患い2010年引退したが16年肺炎で他界。
463 1979/10/21 小林 繁 亜紀子 41 8.3 作詞:八谷けい
作曲:内山田洋
編曲:高田弘
巨人軍のイケメン投手。のちの定岡正二、原辰徳、荒木大輔など球界アイドルの草分け。明石家さんまも彼のモノまねでブレイク。この年江川のドラフトで阪神にトレードされファンの不満が爆発。個人事務所経営や藤圭子との不倫、離婚、自己破産も重なり2010年心筋梗塞で他界。このデビュー曲は親友の内山田洋(クールファイブ)が書き下ろした。
464 1979/10/25 PASSIONATA
(パッショナータ)
卑弥呼 34 9.0 作詞:Joe Lemon(森雪之丞)-Marco Bruno
作曲:Michael Khan(川口真)
編曲:深町純
78年「ディスコ・アロ・アロ」がフィリピンで大ヒット、翌年ビクターから本作で日本デビューしたROTH・VEREARA、MERCY・CABRERA、AIDA・DIWARAによるフィリピンの女性トリオ。スタッフは全員日本人。作詞のジョー・レモンは森雪之丞、作曲のマイケル・カーンは川口真。トランザムや新倉よしみもいたセイダイ企画所属。ミステリアスなお面と宇宙服で80年「ルナ・ルナ」(84位)で第9回東京音楽祭世界大会に出場。
465 1979/10/25 幸田 薫 愛のゆくえ 88 1.2 作詞:伊井田朗
作曲:水森英夫
編曲:高田弘
69年劇団ひまわりに入団、伊藤薫の本名で72年TBS系『ケーキ屋ケンちゃん』にケンちゃんの級友役で出演。79年石原裕次郎らの推薦でテレ朝系『西部警察』にシンガー役でレギュラー出演し、この挿入歌で歌手デビューした東京生まれの18才。事務所は元フォーリーブスの青山孝、おぼんこぼん、伊東四郎もいたサワズ・カムパニー。ハワイでDJとしても活躍し、89年紅理子(クリス)名義で再デビュー。
466 1979/11/01 スペクトラム イン・ザ・スペース 64 4.5 作詞:宮下康仁
作曲・編曲:スペクトラム
元ナベプロMMPのメンバーらで結成したアミューズの7人組"キワモノ"バンド。79年「トマト・イッパツ」でビクターからデビュー。キンピカ・コスチュームも話題に。81年解散後、ボーカル新田一郎は85年代官山プロダクションの社長に(09年倒産)。芸大出身の奥慶一は「桃色吐息」のアレンジで有名。「邦子のかわい子ぶりっ子」の渡辺直樹はワイルドワンズのチャッピーの弟。79年加入した今野拓朗はKUWATA BANDで大活躍。
467 1979/11/01 鈴木宏子 薔薇は美しく散る 92 0.5 作詞:山上路夫
作曲・編曲:馬飼野康二
音楽の先生になるため勉強していたが、アマチュアで歌っていたのをスカウトされ、このTVアニメ『ベルサイユのばら』の主題歌でポリドールからデビューした北海道・函館出身の21才。本名同じ。高中正義、来生たかお、小椋佳、「キュン!と片想い」のヘレン笹野もいたキティ・アーティスト所属。性格は明朗活発、リズミカルな曲が得意。ナレーションはアンドレ役の志垣太郎。
468 1979/11/05 松原みき 真夜中のドア〜stay with me 28 10.4 作詞:三浦徳子
作曲・編曲:林哲司
小1からピアノを学び、中1でロックバンドに加入、高3のとき六本木のジャズ・パブで世良譲に認められ本作でデビューした元ナベプロのレッスン生。大阪府出身の19才。事務所は遠藤賢司もいたポケットパーク。ママは元ジャズ歌手。NHK『レッツゴーヤング』の司会やアニメ「Gu-Guガンモ」主題歌、グラビアでも活躍したが、04年子宮頸ガンで44才の若さで逝去。2020年世界的なシティ・ポップブームの高まりで再評価。
469 1979/11/05 小出正則 新しい空 83 1.8 作詞:山川啓介
作曲:吉田拓郎
編曲:大森敏之
第1回フォーライフ・オーディションに合格し、77年9月フォーライフから「オホーツク」でデビューしたフォークシンガー。デビュー前、小学校の用務員を2年ばかりやり、公害をテーマに歌い続けてきた川崎市生まれの26才。リリィ、桑名正博、「水鏡」の鈴木一平(元ラビ)もいた小沢音楽事務所傘下のモス・ファミリィ所属。NTV系の学園ドラマ『あさひが丘の大統領』(宮内淳主演)主題歌。
470 1979/11/21 バオバブ・シンガーズ めざせモスクワ 80 1.9 作詞:Bernd Meinunger
訳詞:ケイ・ふじやま
作曲:Ralph Siegel
編曲:中島正雄
79年青二プロから独立した「ぷろだくしょんバオバブ」所属声優による企画ユニット。メンバーは富田耕生、富山敬、神谷明、三ツ矢雄二、水島裕、井上和彦、肝付兼太、加藤修、緒方賢一、山田俊司(現キートン山田)、小原乃梨子、北浜晴子、吉田理保子、清水マリ、千々松幸子、野沢雅子の総勢16名。81年までに石丸博也、中尾隆聖、滝沢久美子、辻村真人、屋良有作、上田みゆきらも参加して声優ブームが到来した。79年ジンギスカンのカバー。
471 1979/12/01 串田アキラ マッドマックスのテーマ〜ROLLIN' INTO THE NIGHT 30 6.2 作詞:Bill Crutchfield
作曲・編曲:惣領泰則
64年ナット・ダンディーズのバンドボーイを経て、66年横須賀でバームスを結成、69年東芝から「からっぽの青春」でソロデビューした翌年、NHKヤング101で人気が出た横浜生まれの和製R&B歌手。元ドラマー。事務所は永六輔、栗原玲児、一条みゆ希、水原ゆう紀、新谷のり子、ピート・マックJr.、白石まるみもいたクリエートプロ→マッドキャップ。アニメ『キン肉マン』主題歌もおなじみ。この映画『マッドマックス』の主題歌でコロムビアから再デビュー。
472 1979/12/10 カーン・リー 美しい昔 24 12.2 作詞・作曲トリン・コン・ソン(チン・コン・ソン)
訳詞:高階真
ベトナムはハノイ生まれ、サイゴン育ちの美人歌手。70年大阪万博にベトナム代表で参加、そこで唄った本作で同年末デビュー。67年陥落前のサイゴンで大流行した反戦歌。79年NHKドラマ『サイゴンから来た妻と娘』に使われ反響をよび、「雨に消えたあなた」から改題して大ヒット。03年天童よしみもカバー。作者は69年マイケルズ「坊や大きくならないで」(13位)も手がけたベトナムの人気作曲家。
473 1979/12/15 おぼたけし 「あしたのジョー」〜美しき狼たち〜 15 15.3 作詞:たかたかし
作曲・編曲:鈴木邦彦
77年鈴木邦彦ポップス・スクールに入校しミュージカルなどに出演、79年NLT俳優教室に入り、鈴木の勧めでこのアニメ映画『あしたのジョー』主題歌で歌手デビューした福岡県北九州市の炭鉱育ちの25才。本名・於保武(おぼたけし)。好きな歌手は布施明。トップライヴミュージック所属。のちに水島裕、野沢雅子、「バイキンマン」の中尾隆聖もいた81プロデュースに移籍して声優に転向したが、2000年頃他界したという話。

70年代B級アイドル名鑑①

*TOP10ヒットはないもののTOP100に1曲以上チャートインしたアイドル・流行歌手の一覧
*アイドルとは基本的にティーンの清純歌手(ジャリタレ)を指すが、ここでは俳優・スポーツ選手など"異業種アイドル"も含めた
*アン・ルイス、研ナオコ、小林麻美、テレサ・テンなどイメチェン(アイドル脱皮)後にTOP10入りした歌手も含めた

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